会社のそばの坂本町公園で撮った。花の名は、何度も書いたが、ほとんど知らないので、自信はないが、これはかの芙蓉(ふよう)であろう。季語的には、秋の花である。芙蓉はしばしば美人に譬(たと)えられるそうで、なるほど美しいものだ。これだけの美しさとなれば、人間ならば世紀の美人に違いない。また、芙蓉は一日で花が萎み、あっけなく落ちる風情が、美人薄命にふさわしいのだとか。
枝振りの日毎にかはる芙蓉かな 芭蕉
秋の風芙蓉に皺(しわ)を見付たり 寥太
秋の日に芙蓉近づく男かな 頓休
枝振りの日毎にかはる芙蓉かな 芭蕉
秋の風芙蓉に皺(しわ)を見付たり 寥太
秋の日に芙蓉近づく男かな 頓休