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虎の門で取材が1件あり、会社の帰りに神谷町まで歩いていると、虎の門交番の向こうに取り壊し中のビルが見えた。よくこれだけ見事に縦に割れたものだ。先週、MRI(核磁気共鳴画像法、magnetic resonance imaging)という検査をめまいの関係で受けたが、ビルを断層写真で撮ってもこうまでリアルにならないであろう。鉄骨造で、すじかいにブレースが入っている堅牢そうな建物だが、築何年なのだろうか。
人形町で日比谷線をおりてわざわざ逆に茅場町まで戻りながら日本橋蛎殻町を歩いていると、東京穀物商品取引所の道路をへだてた向かい側に「明治7年建築の東京穀物商品取引所」の写真がかかっているのを見つけた。現存する唯一の写真だそうだ。この洋風な建物もなかなか風雅だが、その向こうに見える日本橋の蔵群らしいニッポン家屋の瓦屋根がつらなる風景も郷愁を誘う。ちなみに、今の東京穀物商品取引所は、トウモロコシや小豆などの先物商品を扱う農産物市場について東京工業品取引所への移管を検討しているというニュースが流れた。こちらは余り風雅とは言えない話だ。