ずいぶん前にも観たことがあるが「ライアンの娘(Ryan's Daughter)」(1970)をテレビで観た。以前も、何度か部分的に見て、すごい文芸作品と感じ、原作がある映画としては最高の映画だなどと勝手に一人で考えていたが(大抵の文芸作品は原作よりも落ちる)、今回調べると、ロバート・ボルト(Robert Oxton Bolt)という人のオリジナル脚本だと知る。この人は「アラビアのロレンス」や「ドクトル・ジバゴ」の映画脚本も手掛けたらしい。いずれも大変な映像美の映画だが、一つの脚本がこうした壮大な映像群を引き出したとは驚きだ。彼は、もともとは劇作家であり、芝居で実現できないものを映像に込めたのかもしれない。もちろん、この成果は、監督のデヴィッド・リーン(David Lean)との二人三脚なのであろう。特に、小生は、俳優ロバート・ミッチャム(Robert Mitchum)の長年のファンであるから、あの勝気な女房ライアンに浮気される小学校教師の夫役の決然と耐える姿には、またもしびれた。
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