長野の車山高原、伊豆・大室山など

　もう三週間ぐらい前に、北京から妻の文革時代の友人夫婦がやってきて（ともに同じレストランで働いた）、一緒に、長野に二泊三日、伊豆に一泊二日の旅をした。目下は夏バテ気味で、細かい説明的な記述は割愛させてもらうが、奇麗に撮れた写真を選んで一括に並べておこう。

＜長野編＞　海老名から圏央道、中央自動車道を茅野で下りて、諏訪湖畔で原田泰治の美術館を見学。それからビーナスラインに入り、白樺湖を抜けて、車山高原へ。さすがに、そこは炎天下の下界とは違った涼しい別天地であった。翌日は、下諏訪の諏訪大社に寄ってから松本城を見に行った。ここは極めて暑く、予定した安曇野ドライブを回避して車山のホテルに戻った。



＜伊豆編＞　伊豆では、城ヵ崎、大室山、河津七滝などをまわった。

安保法制について（２） アジサイが咲き終わって

　

　テレビで衆院予算委員会の中継をやっていたので、小１時間ほど見た。民主党議員からは、昨日、被爆70年を迎えた広島市の式典で安倍首相が「非核三原則」に触れなかった姿勢が問われた。そして、その姿勢のままに、今回の安保法制では、米軍の核ミサイルを自衛艦が運ぶことを法理的に排除しないのは何事か、と詰問した。安倍首相は「あり得ないことには答えられない」と繰り返し答える。維新の会の議員は、自民党の若手議員（武藤貴也氏）が「戦争に行きたくないのは、利己的個人主義だ」とツイートしたことに関して、安倍首相の責任を問うた。こうした子供のような幼稚なマインドの議員を登場させたのは、自民党総裁たる安倍首相も責任があるから問題視されて当然だが、そもそも利己的個人主義というのは、戦争に行かない理由としてそんなに悪いことなのか。大学で少し人文的な学問をかじった人間ならば、そうは言わなかったろうと思われるが、武藤氏の立派な学歴をみると、学歴なんてものも当てにならないと分かる。

　自宅に隠居して早１か月余。梅雨のころは、マンションにアジサイを眺め、近くの団地貯水池でカメが重なるを眺め、品のある鳥を眺め、そうして、奇麗な夕焼け空を眺めた。美しかったアジサイもとっくに咲き終わり、今は家に居られることを利己的に喜ぶ暑さの折だ。