フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

新聞と私/読者投稿「樹木とわたし」に思う/小さい頃の銭湯「娯楽風呂」

2023-05-06 11:48:24 | 日記

会社勤めを終えてから、日常家で過ごしている時の情報や娯楽は時間的にはテレビということになろうが、わたしにとって質的には新聞ということになる。
朝は6時ごろ(冬の夜明けの遅い時期は7時ごろ)、玄関の新聞受けから抜き取って床の中で読み始める。家内はNHKの朝ドラの時間に合わせて朝食の用意をするので、その間の読書ならぬ”読新”が私の一日の生活の始まりであり、一番の楽しみでもある。
また、会社勤めを終えてから始めたブログの投稿も勢い新聞記事によるがネタが多くなる。今日(6日)もまたそのパターンである。

今日の読者投書欄のテーマは『みんなで語ろう 樹木とわたし』。その中で取り上げられた樹木名がムクロジ、クスノキ、トウカエデ、イヌエンジュ、キンモクセイ、エゴノキ、ウメなどであった。これらは日頃散歩する公園などで見かけるものであり、投稿者それぞれが持つエピソードや印象などに興味を持って投稿記事を読んだ。
それらの樹木の名前やその在る場所などはすぐ思い出せるのだが、イヌエンジュは仲間であるハリエンジュとともに名前はよく知っているものの有る場所をすぐに思い出せなかった。
このことに限らず、相当数の樹木や草花の名前を知っていたのだが最近は思い出せずにギリギリすることが多い。人の名前も然りである。当人を目の前にして咄嗟に名前を思い出せず、去ってから「あっ、そうだ。○○さんだった」なんていうケースはもう日常的になって来た。78歳、老いを悟ること頻りである。

同じ今朝の新聞・土曜特集版のトップは銭湯の壁絵の女性絵師の紹介であった。記事によると、銭湯は全盛期の1968年に全国で1万8千軒あったものが、今や1765件と10分の一に減った由である。
銭湯と言えば「富士と松原」などが定番の壁のペンキ絵。そのペンキ絵師はもう3人しかいないという。
私の小さい頃は家に風呂はなく、近くの銭湯に入っていた。下町ではまあそれが普通だったが、その銭湯の当主は当時区議会議員をしており、商才というかアイデアにも長けていた。湯舟は大人用と子供用に加えて、黄土色に濁った「薬湯」を備えていた。脱衣場から自由に上がれる二階の大広間を設けて湯涼みが出来るほか、当時まだ各家庭には少なかったテレビを置いて見られるようにしており、特に大相撲やプロ野球、プロレスリングの中継では何十人もの客が見入っていた。またこの広間は(有料かどうか分からないが)宴会場としても利用されていた。
江戸時代の浮世風呂ってどんなものか知らないが、そこは浮世風呂ならぬ「娯楽風呂」であったのだ。

 

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移ろいが早い今年の花の季節/私のイメージを一変した小泉今日子さん

2023-05-04 14:45:11 | 日記

季節の花が咲き競う春から初夏にかけて、今年は季節の移ろいが早いと感じていた。一番象徴的なのは桜である。日頃通う井の頭公園のソメイヨシノ(染井吉野)の開花が早いな、とまず思った。ソメイヨシノに先駆けて咲く早咲き種のカワヅザクラ(河津桜)やカンヒザクラ(寒緋桜)などが咲いた時にはそうも感じなかったのだが、ソメイヨシノは明らかに早かった。
それがもっと身近に感じたのは私が安全推進員を勤める小学校の卒業式の時(3月24日)に満開だったことであり、続く4月6日の入学式は八重桜(品種は分からない)がほぼ満開の中で行われた。いつもなら入学式の頃にソメイヨシノが咲くものなのだ。
前触れが長くなってしまったが、これからが本題。
昨日(3日)入った神代植物園のバラ園がほぼ満開状態であったが、同園恒例の「バラフェスタ」は今年は5月9日~26日となっている。ということは完全に開花時期を見誤っていると言ってよい。フェスタに向けて入念な管理をしている公園職員をして予測出来なかった早い開花と見ることが出来る。
そして今朝のテレビ。GW期間の行楽地の賑わいや交通渋滞などを報じている中で、関東でも藤の花で有名な公園では見ごろが過ぎてしまったことを伝えていた。
今年はこんなペースで季節の移ろいが進むのであろうか。


今朝(4日)の購読紙(朝日)に俳優の小泉今日子さんが載っていた。芸能記事ではなく、『明日も喋ろう』というタイトルの「言い続ける強さ  見せなきゃ」という見出しであった。
よく見ると、朝日新聞記者が凶弾に倒れた事件から36年を迎えたことに関する特集で、言論封殺などについての知名人の声を載せたもののようである。
それはともかく、芸能記事には極めて疎い私でも、小泉今日子と言えば「キョンキョン」の愛称で親しまれ、歌も唄う人気アイドルであったことは知っている。しかし、お嬢様的な雰囲気であるし、女性芸能人として政治的・社会的な言動は控えるもの、あるいは禁句にしているものと思っていた。ところが、この記事を読んで印象がすっかり変った。政治・社会的なことにも意見を持ち、人気への影響にも臆さない信念の強い人と感じた。
本人は思想が右とか左とか全く意識がないようだが、社会的・政治的な態度を明らかにし、それに対する抗議や攻撃に屈しないところを見せている。これまで持っていたイメージを改めて応援したくなった。

 

 

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GW後半:新緑とバラの神代植物公園/スポーツ界に2人の寂しい引退報道

2023-05-03 20:50:01 | 日記

今年のゴールデンウィークも後半に入り、今日(3日)は天気にも恵まれて行楽各地で大混雑や道路渋滞を招いたようだ。私は毎月1回や2回は行っている神代植物公園に久しぶりの家内を誘って出かけたが、新緑や広大なバラ園のシーズンと相俟っこれまでて見たこともない人出に出遭った。恒例の「春のバラフェスタ」は来週からだったが、バラの花はもう十分に見ごろになっていたし、ハンカチの木やヒスイカズラなどの珍しい花も見られた。
因みに私は1250円の年間入場券で何回でも入れるし、家内は高齢者割引で250円。好天のもと、ほどよいウォーキングにもなった。


新緑の中に長蛇の列の公園入口   満開のバラ園には大勢の人・人・・・

 
幻想的な色のヒスイカズラ  ひらひらと風に揺れるハンカチの木の花


昨日(2日)の新聞にスポーツ界の2人の寂しい引退報道があった。
一人は卓球界で長い間女子のトップ選手であった石川佳純選手、もう一人はフィギュア・スケートの高橋大輔選手。
石川選手は、新聞報道によると7歳の時からの競技生活23年にして、今では30歳になった。その間、全日本選手権でシングルス5度優勝、オリンピックでは2つの銀メダルなど、福原愛ちゃんと共に日本の女子卓球界をリードして来たが、近年は平野美宇選手や伊藤美誠選手そして早田ひな選手など若手選手が台頭して、時代替わりが顕著になっていた。
女子卓球選手は愛らしい選手が多い。”佳純ちゃん”に続いて”美宇ちゃん”、最近は”ひなちゃん”が色白・長身でかつ実力ナンバーワンに躍り出て来た。それら若手の成長を見つめての引退宣言であった。

もう一人の高橋大輔選手は世界選手権や冬季五輪のメダリストとして日本のフィギュアスケート界をリードし支えて来たが、羽生結弦選手を中心とする後進が世界のトップクラスに成長し時代交代する形で一度は引退した。
その後一旦元のフィギュア・シングルで復帰したが、村元哉中選手の誘いでフィギュア・アイスダンスに転向したのだそうだ。同じ氷上のフィギュア・スケートだが似て非なる競技のようである。例えば陸上の投擲(とうてき)競技である円盤投げとハンマー投げや、跳躍競技の走り幅跳びと三段跳びみたいなものであろうか。
三浦璃来・木原龍一の「りくりゅうペアー」が世界に飛躍出来るレベルに達した今、膝に故障を抱え37歳になった高橋選手が「かなだいペアー」として競技を続けるのは難しかったに違いない。「りくりゅう」も「かなだい」もとても息の合った微笑ましいペアーであったように思う。



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