フォレスタの散歩道(パート4へ) 東日本大震災の20日前、2011年2月にスタートしたこのブログも1000回を超えた

概ね2~3日毎の更新、1回に3題の記事をめどとして来たが、以後間隔や記事の数などに捉われずに更新することとしたい。

国民の批判を逸らす道具立ての「政治刷新本部」?!

2024-01-11 10:35:08 | 日記

今日の新聞朝刊(11日、朝日)に『「刷新本部」設置  正式決定」という記事が載った。

自民党内の派閥による政治資金パーティーの収入が派閥議員に還流され、脱税の上、議員が使途不明の資金に”悪用”・・・こうした実態が暴かれた昨年、党・派閥・議員への信頼が地に堕ちた。
年明けて直ぐ、メディアも国民も能登半島地震や羽田空港での飛行機衝突・炎上のニュースにすっかり関心を奪われてしまったが、やっと政治の方にもメディアの目が向いた。

記事の内容はこうだ。
自民党は岸田総裁を本部長とする「政治刷新本部」の設置を決めた。「派閥、党の政治資金に厳しい目、疑念の目が注がれている。党を挙げて最大、最優先の課題として取り組んでいきたい」と岸田首相は語っている。11日に初会合を開き、26日からの通常国会までに中間報告を取りまとめる・・・。

ところで私は同本部のメンバーを見て驚いた。組織がこうなっているのだ。
最高顧問(麻生元首相と菅首相)ー本部長(岸田首相)ー本部長代行(茂木幹事長)ー本部長代理(5人)ー副本部長(7人)ー幹事長(木原幹事長代理)ー幹事(13人)ー事務局長(副幹事長)ー事務局長代理(2人)ー事務局次長(5人)

なんという組織だ。「政治刷新本部」となっているが、全てのメンバーに序列がついている。本来ならメンバーはフラットで皆が忌憚のない意見を述べる組織にすべきあろう。それが「政治刷新」会議の取るべき姿勢だと思う。
「26日までに中間報告をとりまとめる」としており、結局は「多くの人材の多面的な意見を取り入れた」というポーズを取って国民の批判を逸らす道具立てに過ぎないように思う。

 

コメント
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