折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

孫の誕生日に本(「バッテリー」あさのあつこ著)を贈る

2013-06-23 | 家族・母・兄弟
Kくん、13歳の誕生日おめでとう!

誕生日のお祝いとして「バッテリー」という本をプレゼントします。

この本は、きみと同じ中学1年生のピッチャーとキャッチャーの二人が主人公です。

あさのあつこ著「バッテリー」(角川文庫)


きみは今、野球が面白くて、楽しくてしょうがなくて、「野球命」と思うほど野球に入れ込んでいるよね。

じいじも、中学時代は1年生からレギュラーになり、3年生では4番でピッチャーそしてキャプテンとそれこそ野球にのめり込んでいました。

そういう野球漬けの毎日でしたが、野球以外に唯一興味を持ったのが読書でした。

じいじが、本を好きになるきっかけは「三国志」(吉川英治著)でした。面白くて、楽しくてすっかり夢中になってしまいました。

野球以外にも楽しいこと、面白いことがあるのだとその時思いました。

それ以来、野球をしていない時は図書館から本を借りてきてひたすら本を読んでいました。

中学生活は、「野球と本」の虫でした。

今回きみにプレゼントしたバッテリーと言う本は、7冊で完結するけど、じいじは、その全部を読みました。

文句なく面白く、楽しい、そして、色々と参考になる物語で、野球が大好きなきみなら、きっと想像を膨らませ、胸をときめかせて一気に読んでしまうことでしょう。

物事には何でもきっかけが大切です。この本がきっかけになって、読書ってこんなにも楽しいのかと思ってもらえたら、じいじはとっても嬉しいし、プレゼントした価値があったと思います。



孫のKくんが13歳の誕生日を迎えた。

野球に熱中していて、野球以外に関心がないというので、せめて読書の楽しみをわかってもらおうと興味を持ちそうな本を選んでプレゼントしようと決め、本を贈る時に孫宛てにしたためた手紙である。

「幼子に返った」老母を見る「辛さ」と「悲しさ」

2013-06-21 | 雑感
5月に97歳になった老母。

昨年、左大腿骨を骨折し、今はある介護付き施設で日々の生活を過ごす境遇である。

隔週ごとに様子を見に行っているが、梅雨に入ってちょっと体調を崩し気味。

めっきりと食欲が落ちて、自分で箸を取っての食事もままならず、ここ数日は点滴による栄養補給が続いている。

今回様子を見に行った時は、そんな状況の時であった。

何と言っても、食事を摂ることが大事だからという施設の人の話を聞き、食堂から老母の昼食を運んで、自室で食事をすることに。

母の口に食べ物を入れて食べさせるのは、70年の人生の中で初めてである。

「時間をかけて、ゆっくりと」食べさせてあげて下さい、ということで、

食べるもの一つ一つ、

「これは、何、あれは何」

と説明しながら、母の口に運ぶ。

「どう、おいしい」

と聞くと

口の中でゆっくりと食べ物を咀嚼しながら、

「おいしい」

と一言。

そんな様子を見て、ふと小生がまだ幼かった頃、今と同じように小生の口の中に食べ物を与えている母の姿を思い描いた。その母が今度は全く逆に、子どもの小生からまるで幼子のように食べ物を食べさせてもらっている。

「歳を取ると幼児に返る」というが、子どもが幼い時は、母親が、その母親が歳を取って幼子のようになってしまったら子どもが、それぞれ保護する、そう言う巡り合わせになっているのだ、今日のこの時ほどそのことを実感したことはない。

母親が幼子に食事を与えている場面は、「未来」があり「希望」があるから見ていて微笑ましい。

しかし、子どもが幼児に戻った母親に食事を与える場面は、「未来」も「希望」もないだけに、「辛く」「悲しい」

今、日々心がけていること~「80歳20本」を目指して歯のケアー

2013-06-19 | 日常生活
「随分と歯茎がしっかりしてきましたね、このペースでケアーを続けていきましょう」

「入れ歯の場合、自前の歯に比べ噛む力が70%ぐらいになってしまいます。また、食べ物の味も変わってしまいます」

「70歳で27本も自前の歯があるなんて実に恵まれています。80歳になっても20本以上自分の歯を残しましょうという『8020運動』をやっていますが、ぜひ実現しましょう」

目の前のモニターに映し出された歯の状況を見ながらの歯科医のコメントである。

今の歯科医に通い始めて3カ月、毎回1時間ぐらいかけて入念に歯のケアーをしてくれる。(以前通っていた歯科医とは大違いである)

 
歯のケアーのためのグッズ 2種類の歯間ブラシ(左)と歯周病用歯磨き粉と洗口液(右)

「身体髪膚これを父母に受く、あえて毀傷せざるは考の始めなり」との古い言葉がある。

折角、父母からいただいた丈夫な歯である。

今、この教えを肝に銘じ、先生から、歯の磨き方、歯間ブラシの使い方などを懇切丁寧に教えてもらって、食後時間をかけてじっくりと歯のケアーに取り組んでいる日々である。

梅の実を捥ぐ

2013-06-17 | 日常生活
今日は我が家の梅の実を捥いだ。
例年より10日以上早い収穫である。

今回の収穫高は約10キロ、1週間ほど前に青梅の炭酸水煮用に3キロほど捥いでいたので、合計約13キロ。
去年よりは、質、量とも良かった。

 
今年の梅は質、量とも平年並み。(左)、まだ取り残した梅の実が・・・(右)


この捥いだ梅、この後はかみさんが一手間も二手間もかけて『梅干し』にするのだが、この『梅干し』について昨日の「天声人語」が書いているので、ちょっと紹介したい。

▼梅雨が明ければ三日三晩の土用干しが待つ。一人前の梅干しになるまでに結構な手間とひまがかかる。そうして一粒一粒が、食欲を刺激し、食あたりを防ぐといった効用を宿すのである。「手塩にかける」といった忘れがちな言葉を、年に一度の梅仕事に思い出す。日本の雨期の、しみじみ嬉しい生り物である。(6月16日朝日新聞「天声人語」より抜粋)

写真&俳句VOL224~洗濯物の花

2013-06-15 | 写真&俳句


梅雨晴れや     洗濯物の     花咲けリ


待望の雨もわずか2日間で止んで、今日はまた蒸し暑い1日。

天気予報によると、しばらく雨は降らないらしい。

この晴れを梅雨の晴れ間と言うべきか、梅雨の中休みと言うべきか。

いずれにしても、今年の梅雨はちょっと例年とは趣を異にする気配である。

午前中、家の周りを散歩していたら、家々の洗濯干場に洗濯物の花が賑やかに咲いていた。