折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

『頑張れ』松井!、『負けるな』松井!

2009-12-18 | スポーツ
             
             松井選手のエンジェルス入を伝える新聞


ヤンキースからフリーエージェントになっていた松井秀喜選手が、大リーグのエンゼルスと1年契約で合意したと内外のマスコミが大きく伝えた。

ワールドシリーズの『MVP』に選ばれた時のインタビューで

『僕はニューヨークが好きだし、ヤンキース、チームメートも好きだし、ファンが大好き』

とまで言わしめるほど、ニューヨークとヤンキースとそのファンを心から愛していた松井選手をヤンキースのフロントは、無情にも『石持て追った』のである。

松井選手の心情たるや察して余りがある。


その松井選手は、入団会見で

『新しい自分自身の出発に非常にエキサイトしている。今までに身につけたものを来年はエンゼルスのワールドチャンピオンのために全部出し切りたい』

と抱負を語った。

いかにも、これまで『フォー・ザ・チーム』一筋にプレーし続けてきた松井選手ならではのプロフェッショナルなコメントである。


新聞記事によると、契約は1年契約で年俸は、今季の1300万ドル(約11億5千万円)の半額の600万ドル(約5億4千万円)とのこと。

1年契約と言うことは、当然ながら1年間『結果』を出し続けなければ、未来は見えてこない。
『結果』が出なければ、シーズン途中の戦力外通告の可能性もなきにしもあらずである。

今、有力選手の年俸契約は莫大な金額の『複数年』契約が主流であるが、そもそも複数年契約は、いささかプロにあるまじき契約のあり方ではないだろうか。

何故ならプロである以上、常におのれの身を刃の上に置く『覚悟』が求められており、それこそがプロたる所以であると思う。そのためには「年俸は毎年、毎年の成績で決められるべきである」、と言うのが小生の持論である。

その意味では、松井選手は今、プロの原点に立ち戻ったと言うべきであり、この1年間で球団のフロントに文句をつけさせないような『結果』を残して、半減された年俸を自分自身の手で取り戻してほしいと切に願う次第である。

そして、きみなら必ずできると確信している。

『頑張れ』松井!、『負けるな』松井!

『おっとり』組と『せっかち』組~ゴルフコンペの話

2009-12-17 | 友達・仲間
              

ちょっと旧聞に属する話であるが、先週末、今年の『打ち納め』となるゴルフコンペがあった。

その時の話である。

合計5組のコンペで、小生たちは3組目。

1組目と2組目は4人1組だが、小生たちから3人1組。


我が組のメンバーは、3人ともどちらかと言うと気が短い『せっかち』タイプ。

その性格通り、ボールを打つのも、打った後の歩行、グリーン上のパット、いずれをとってみても、とにかく速いのだ。

一方、すぐ前を回る組は、4人が4人とも「我関せず」のマイペースのゴルフ。
どうも、我々の組と対照的に『おっとり』タイプ見たいなのだ。

良く見ると、何回も素振りをする、打つのに時間がかかる、歩くのも遅い、グリーン上も至ってのんびり、典型的な『スロー・プレー』なのだ。

そして、彼らは『自分たちのプレーが遅い』とは決して自覚していない、そこが『おっとり』タイプたる所以なのだが・・・・・。

結果として、この組は前を行く第1組にはホールを空けられるし、我々の組には絶えず追いつかれてしまっている。

最初のうちは、「まぁ、前の組は4人だからしょうがないか」と我が組のメンバーも鷹揚に構えていたのだが、先頭の組と1ホールまるまる空いてしまう場面が続くにつれ、それでなくても『せっかち』なのだから、さすがに痺れを切らし、彼らのマイペースのプレーぶりに『ぼやき』が出始める。

「そろいも、そろってマイ・ペース型とは、参ったね」

「4人全部が『おっとり』型と言う組み合わせが悪かった?」

「結果的にそういう組み合わせになったんだろうけど、一人ぐらい『1ホール空いちゃったぜ、少し急ごうぜ』と言い出す奴がいてもよさそうなのに」

「以前はキャディがいて、『お客さん、急いでください』と注意したもんだが、今はキャディがいないからね」

「昔、会社で『次工程はお客様』とさんざん教わったんだけどね」

「悪気があるわけじゃないんだ、性格だからしょうがないんじゃない」


ぶつぶつ文句は言うものの、そこは同じ仲間同士でのゴルフ、それ以上『熱く』なることはない。

そして、件(くだん)の組から優勝者が、ぶつぶつとぼやきまくった我が組から2位と4位が出たのだから、物事はどうなるかわからないものである。


人にはそれぞれ色々なタイプがある。

今回は、偶然にも『おっとり』タイプと『せっかち』タイプが合い前後してプレーすることになったのだが、これも組合せのいたずらと言えるだろう。


コンペと言っても、そこは気心の知れた仲間内のことゆえ、目くじら立てて言うほどのことではないが、

『来年は、各組に<マナー・リーダー>を選んだら』とそれとなく、やんわりと提案してみたらどうかと思った次第である。












雑感 『問答無用』~政治家「某」氏の記者会見

2009-12-15 | 雑感
         
         中国の副主席と天皇陛下の会見問題は、新聞でも大きく取り
         上げられた。


政権与党にあって党運営の要(かなめ)の地位にある政治家「某」氏の『こわもて』ぶりは、つとに有名である。

昨晩テレビを見ていたら、その「某」氏が記者会見で、中国の某副主席と天皇陛下の会見問題について異議を唱えた宮内庁長官を『威丈高』に非難していた。

あのテレビの記者会見の場面(録画)を見て、その場に居合わせた記者は言うに及ばず、テレビを見ていた多くの人たちが、その威圧的かつ人を人とも思わぬ傍若無人なもの言いに少なからぬ『恐れ』と『嫌悪感』を感じ、眉をひそめたのではないだろうか。


自分の考えを、条理をもって説くのでなく、『恫喝』や『見下す』ような威圧的な物言いで、相手を黙らせ、『問答無用』で切り捨てる。それが「某」氏の常套手法であるが、今回もそんな場面を目の当たりにして、かって『問答無用』が横行した悪夢のような時代があったことを思い起こし、これからの政治の行く末に暗然たる思いを抱いたのは小生だけだろうか。

『インドア』と『アウトドア』のバランス

2009-12-13 | 日常生活
かみさんが娘と電話していた時のこと。

どうも、小生のことが話題になったようだ。

『この所、おとうさん忙しいのよ、ほとんど毎週出かけてる』
と言って、小生の方を見る。

『第二の人生楽しんでるみたいよ』


確かに、カレンダーを辿って見るとかみさんが言うように、ほぼ毎週どこかに出かけている。



1カ月317・8㎞と言う距離を歩いた11月のカレンダー


それを、具体的に示す一つのデータがある。

6月 335,324歩  274・5㎞      7月 333,705歩  265・6㎞
8月 320,170歩  258・2㎞      9月 355,551歩  287・4㎞
10月 295,941歩  235・0㎞    11月 392,276歩  317・8㎞

【6カ月合計 2,032,967歩  1,638・5㎞】
【1日平均 11,294歩  9・1㎞】


上記の数字は、電話やメールとしてより、万歩計として役立っている、我が携帯が記録した、この半年間で小生が歩いた歩数とその距離を月毎に表わしたものである。

6か月を合計すると1,638・5㎞になる。


万歩計として大活躍している携帯電話



「東海道53次距離表旅行用心集」によれば、東海道53次「日本橋から京まで」の距離は485・9㎞とのことなので、小生がこの半年に歩いた距離は東海道を1往復半して、まだ余りが出ると言う勘定になる。


生活パターンを『インドア派』、『アウトドア派』に大別するなら、小生は根っからの『インドア派』。

リタイア後も「読書」、「音楽」、「書道」等、日がな1日『趣味三昧』の生活を送って来た。


そんな『インドア派』の小生がこんなに出歩くなんて、これまでの生活パターンからは考えられないことである。


『アウトドア』の楽しみを知ったのは、昨年4月、幼なじみのKくんに誘われて秩父34か所札所めぐりに出かけたのがきっかけだが、それを加速させたのが彼の次の言葉である。


『われわれも、いつまでも元気でいられるわけではない。そんなに遠くない将来、体が言うことをきかなくなる時が、必ずやってくる。その時になって、あれもやりたかった、あそこにも行って見たかったと嘆いても遅い。そんな後悔をしないよう、体が丈夫なうちに、せっせとやりたいことをやり、行きたいところに行こうぜ』

これが予てからのKくんの持論で、以後、彼と小生の共通の認識=合言葉になった。

そして、この合言葉を実践した結果が、先の【6カ月合計 2,032,967歩  1,638・5㎞】、【1日平均 11,294歩  9・1㎞】という数字である。

お陰で『インドア』と『アウトドア』のバランスがうまくつり合って、変化に富んだ楽しい1年となった。


楽しかった「山歩き」の1年、幼なじみたちに感謝

2009-12-10 | 友達・仲間

大霧山山頂からの眺望ーこの日は、折悪しく曇天で、眺望は今一つであった。

大霧山は、比企の名山として知られ、その整った姿は美しい。
標高は766.6mとそれほど高くないが、山頂からの眺めは素晴らしく、晴れた日には両神山をはじめ奥秩父縦走路に連なる山々から群馬県境の山並み、そして関東平野の北部まで一望できる。




【締めくくりは、『大霧山』】

昨日、Kくん、Mくん、Hくん、そして、H子ちゃんと言う、いつもの幼なじみのメンバー5人で今年の『山歩き』の締めくくりとして『大霧山』に行って来た。


 
落葉を踏みしめて歩く。                山頂からの素晴らしい眺めをバックに昼食


今年1月の『宝登山』を皮切りに、2月『鐘撞堂山』、4月『大岳山』、5月『赤城山』、6月『御前山』、7月『高峰高原』、8月『榛名山』、10月『三頭山』、11月『高尾山』と毎月のように幼なじみたちと山歩きを楽しんだ。

これまで「読書」、「音楽」、「書道」など、どちらかというと『インドア』の趣味に偏りがちだった小生にとって、この『山歩き』は日常生活に大きな変化と新たな楽しみをもたらしてくれた。

そして、この1年で、この生活パターンが定着しつつあることを実感している。

その意味では、『アウトドア』への関心を目覚めさせてくれた、Kくんを始めとする幼なじみたちには、ただ、ただ感謝あるのみである。


【山路で見つけた晩秋の風情】


この日は、曇り。
10時20分、登り口の橋場バス停をスタート。
まだ、あちこちに紅葉の名残を止める山路を落葉を踏みしめ、歩くこと約40分、粥新田峠に着く。

今回の登りは、これまでに比べ、かなり緩やか。
一息入れただけで、すぐに出発。その後は、大した難所もなく30分後には大霧山山頂に到着。


のんびり歩いていると、山路のそこかしこで過ぎゆく秋の名残をしるす景色に出会った。そのうちの幾つかを写真で紹介したい。



頂上で見つけた「マユミ」の実

 
山路に咲いていた「エンゼルトランペット」      帰路の山路で見つけた「寒桜」

 
自生しているキューイ。                登山道入り口近くで見つけた花ミズキの実。


◆ 見納め~慈光寺の紅葉


帰路、比企郡ときがわ町にある1300年の歴史を有する名刹として有名なお寺で、坂東観音霊場9番札所になっている『都幾山 慈光寺』に立ち寄り、全員で納経帳にご朱印をいただいた。

折しも、たそがれ時の広大な境内は、あたかも過ぎゆく秋を惜しむような素晴らしい紅葉で、今年の紅葉の見納めにふさわしい絶景であった。



夕ぐれ時の撮影のため、紅葉の色がくすんでしまっているが、実際に見た紅葉の様は素晴らしいものであった。