折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

『おっとり』組と『せっかち』組~ゴルフコンペの話

2009-12-17 | 友達・仲間
              

ちょっと旧聞に属する話であるが、先週末、今年の『打ち納め』となるゴルフコンペがあった。

その時の話である。

合計5組のコンペで、小生たちは3組目。

1組目と2組目は4人1組だが、小生たちから3人1組。


我が組のメンバーは、3人ともどちらかと言うと気が短い『せっかち』タイプ。

その性格通り、ボールを打つのも、打った後の歩行、グリーン上のパット、いずれをとってみても、とにかく速いのだ。

一方、すぐ前を回る組は、4人が4人とも「我関せず」のマイペースのゴルフ。
どうも、我々の組と対照的に『おっとり』タイプ見たいなのだ。

良く見ると、何回も素振りをする、打つのに時間がかかる、歩くのも遅い、グリーン上も至ってのんびり、典型的な『スロー・プレー』なのだ。

そして、彼らは『自分たちのプレーが遅い』とは決して自覚していない、そこが『おっとり』タイプたる所以なのだが・・・・・。

結果として、この組は前を行く第1組にはホールを空けられるし、我々の組には絶えず追いつかれてしまっている。

最初のうちは、「まぁ、前の組は4人だからしょうがないか」と我が組のメンバーも鷹揚に構えていたのだが、先頭の組と1ホールまるまる空いてしまう場面が続くにつれ、それでなくても『せっかち』なのだから、さすがに痺れを切らし、彼らのマイペースのプレーぶりに『ぼやき』が出始める。

「そろいも、そろってマイ・ペース型とは、参ったね」

「4人全部が『おっとり』型と言う組み合わせが悪かった?」

「結果的にそういう組み合わせになったんだろうけど、一人ぐらい『1ホール空いちゃったぜ、少し急ごうぜ』と言い出す奴がいてもよさそうなのに」

「以前はキャディがいて、『お客さん、急いでください』と注意したもんだが、今はキャディがいないからね」

「昔、会社で『次工程はお客様』とさんざん教わったんだけどね」

「悪気があるわけじゃないんだ、性格だからしょうがないんじゃない」


ぶつぶつ文句は言うものの、そこは同じ仲間同士でのゴルフ、それ以上『熱く』なることはない。

そして、件(くだん)の組から優勝者が、ぶつぶつとぼやきまくった我が組から2位と4位が出たのだから、物事はどうなるかわからないものである。


人にはそれぞれ色々なタイプがある。

今回は、偶然にも『おっとり』タイプと『せっかち』タイプが合い前後してプレーすることになったのだが、これも組合せのいたずらと言えるだろう。


コンペと言っても、そこは気心の知れた仲間内のことゆえ、目くじら立てて言うほどのことではないが、

『来年は、各組に<マナー・リーダー>を選んだら』とそれとなく、やんわりと提案してみたらどうかと思った次第である。