【仮設】 よりライブな音作りを目指して和室(写真手前)を洋室に改装中。現在は、合板で間に合わせているが、これから本格的な改装に着手し、写真奥の洋室と同じようにするとのこと。
今回は究極の音作り―コンサートホールの音により近い音、即ち、よりライブな音作りを目指してこれまで懸案になっていた事柄に取り組みました。
即ち、これまでのリスニングホールの間取りは、前の部分が洋室、後ろの部分が和室だったのだが、この和室の部分を洋室に改造したのが先ず第1点。次に、窓際に新たに低音吸収可動パネルを設けたのが二つ目のポイント、さらに部屋の後ろの壁を和風から洋風に変えたのが三つ目の改善点。以上の対策は、すべてこれまでのライブ→デッドという音の特徴、特性をライブ→ライブに変えようと言う具体的な試みなのです。
この大改造により、非常にクオリティの高い、タンノイサウンドに一変しました。
我々を前に今回の改造のコンセプトを語るKさんの言葉に力が入る。
集まるたびに新たな工夫がなされ、進化を続けるオーディオ談笑会の主宰者Kさん邸のリスニングホール。
今回もお訪れてみるとまた新たな試みがなされていた。
今回の改装のコンセプトについて熱弁を振う談笑会の主宰者Kさん(写真左)、今回新しく窓際に設置された低音吸収可動パネルをチェックする談笑会のメンバーのMさん(右)
その効果を確かめるべく、早速、それぞれが持ち寄ったCDを試聴する。
先ずは、人の声から始めようということで、
サラブライトマン、高橋真梨子を聴く。
日頃からサラブライトマンを聴き込んでいるMさんが途中で顔をしかめ、『雰囲気がまるで違う、期待はずれ』、高橋真梨子も『ちょっと違う』と辛辣な評。
次はソプラノ歌手森麻季が歌ったNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第2部のメインテーマStand Aloneを聴く。
オーケストラをバックに歌いあげる森麻季の声が中央に定位し、素晴らしい雰囲気。
同じ人の声でもジャンルや録音の仕方によってこんなに違うものかと再生音の違いにびっくり。
次にチェロ、ピアノ、ギター、サックスなどの器楽曲を聴く。
器楽曲は人の声ほどはソースを選ばず、やはりクラシック系の曲は素晴らしい再現力を示したが、ピアノの音が小生にはちょっと気になった。
聴いた曲は、ジャズピアニスト本田竹広が弾く『故郷~我が心のジョージア』
我が家の装置(スピーカ 日立―HS500)では、繊細で艶やかに聞こえるピアノがタンノイでは骨太で腹に響く重低音。まさに我が家の装置とは正反対の再生音にちょっと戸惑いも。
そして、何と言っても今回の試聴のハイライトは、最後に聴いたチャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』。
48歳の若さで白血病で亡くなった指揮者フェレンツフリッチャイが遺した畢生の名演。
録音から37年後に日の目を見たと言う交響曲第6番『悲愴』。
スケールの大きさ、迫力、低弦の分厚い響き、咆哮する金管楽器群、そして、テインパニーの強打、緊張感に満ち溢れた骨太の演奏、これらの音を余すところなく再生して見せたタンノイ。
これぞ、『タンノイ・サウンド』、これぞ、『タンノイ・ワールド』という表現がぴったりするような素晴らしい再生音をまざまざと見せつけてくれたのであった。
『それにしても、タンノイはソースを選ぶね』、『タンノイはやはりクラシックだね』と期せずして3人の意見が完全一致。
最後の交響曲『悲愴』を聴いて、今回の改造は、Kさんの目標―より最上の状態でクラシック音楽を聴くのに最適な環境作り―にまた1歩近づいたという思いを深くした次第である。
今回は究極の音作り―コンサートホールの音により近い音、即ち、よりライブな音作りを目指してこれまで懸案になっていた事柄に取り組みました。
即ち、これまでのリスニングホールの間取りは、前の部分が洋室、後ろの部分が和室だったのだが、この和室の部分を洋室に改造したのが先ず第1点。次に、窓際に新たに低音吸収可動パネルを設けたのが二つ目のポイント、さらに部屋の後ろの壁を和風から洋風に変えたのが三つ目の改善点。以上の対策は、すべてこれまでのライブ→デッドという音の特徴、特性をライブ→ライブに変えようと言う具体的な試みなのです。
この大改造により、非常にクオリティの高い、タンノイサウンドに一変しました。
我々を前に今回の改造のコンセプトを語るKさんの言葉に力が入る。
集まるたびに新たな工夫がなされ、進化を続けるオーディオ談笑会の主宰者Kさん邸のリスニングホール。
今回もお訪れてみるとまた新たな試みがなされていた。
今回の改装のコンセプトについて熱弁を振う談笑会の主宰者Kさん(写真左)、今回新しく窓際に設置された低音吸収可動パネルをチェックする談笑会のメンバーのMさん(右)
その効果を確かめるべく、早速、それぞれが持ち寄ったCDを試聴する。
先ずは、人の声から始めようということで、
サラブライトマン、高橋真梨子を聴く。
日頃からサラブライトマンを聴き込んでいるMさんが途中で顔をしかめ、『雰囲気がまるで違う、期待はずれ』、高橋真梨子も『ちょっと違う』と辛辣な評。
次はソプラノ歌手森麻季が歌ったNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第2部のメインテーマStand Aloneを聴く。
オーケストラをバックに歌いあげる森麻季の声が中央に定位し、素晴らしい雰囲気。
同じ人の声でもジャンルや録音の仕方によってこんなに違うものかと再生音の違いにびっくり。
次にチェロ、ピアノ、ギター、サックスなどの器楽曲を聴く。
器楽曲は人の声ほどはソースを選ばず、やはりクラシック系の曲は素晴らしい再現力を示したが、ピアノの音が小生にはちょっと気になった。
聴いた曲は、ジャズピアニスト本田竹広が弾く『故郷~我が心のジョージア』
我が家の装置(スピーカ 日立―HS500)では、繊細で艶やかに聞こえるピアノがタンノイでは骨太で腹に響く重低音。まさに我が家の装置とは正反対の再生音にちょっと戸惑いも。
そして、何と言っても今回の試聴のハイライトは、最後に聴いたチャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』。
48歳の若さで白血病で亡くなった指揮者フェレンツフリッチャイが遺した畢生の名演。
録音から37年後に日の目を見たと言う交響曲第6番『悲愴』。
スケールの大きさ、迫力、低弦の分厚い響き、咆哮する金管楽器群、そして、テインパニーの強打、緊張感に満ち溢れた骨太の演奏、これらの音を余すところなく再生して見せたタンノイ。
これぞ、『タンノイ・サウンド』、これぞ、『タンノイ・ワールド』という表現がぴったりするような素晴らしい再生音をまざまざと見せつけてくれたのであった。
『それにしても、タンノイはソースを選ぶね』、『タンノイはやはりクラシックだね』と期せずして3人の意見が完全一致。
最後の交響曲『悲愴』を聴いて、今回の改造は、Kさんの目標―より最上の状態でクラシック音楽を聴くのに最適な環境作り―にまた1歩近づいたという思いを深くした次第である。
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