20日ほど前、本ブログで数あるスピーカの中で名器と謳われている『タンノイオートグラフ』もソースによって相性があるということ、特にMさんが大のファンである中島みゆきのCDとの相性が悪く、Mさんをして『もうタンノイでは、中島みゆきを聴く気にならない』とまで言わしめたことを取り上げた。
そこまで言われてはタンノイの沽券にかかわるとばかりに主宰者のKさん、システムを入念にチエックしたらしい。
今回プリアンプマッキントッシュC22に代わって登場したマッキントッシュC28
その結果、プリアンプのマッキントッシュC22にメンテナンス上の不具合があることが判明、そこでプリアンプを同じマッキントッシュC28に代えて件の中島みゆきのCDを聴いた所、劇的な変化が認められたということで、Mさんと小生に緊急呼び出しがかかった。
という次第で、先日『中島みゆきを聴く』と題した臨時オーディオ談笑会が開かれた。
この臨時開催を一番喜んだのは、他ならぬMさん。中島みゆきのCDをいっぱい抱えて、おっとり刀で駆けつけてきた。
そして、持参したCDの中からMさんの発案で次の三通りの聴き方をして見ることに決定。
映画『ゼロの焦点』の主題歌『愛だけを残せ』のシングル盤(左)、『愛だけを残せ』のアルバムバージョンが収録されている最新オリジナルアルバム『真夜中の動物園』(右)
その1 映画『ゼロの焦点』の主題歌『愛だけを残せ』のシングル盤とアルバムバージョンの比較ならびにタンノイとの相性。
最初にシングル盤を、次にアルバムバージョンの順で聴いたのだが、アルバムバージョンが始まるや否や、一同『?!』となり、聴き終った時は、『何、これ!、』と絶句。
シングル盤は、きらびやかな音作りで歌い方も情熱的、一方のアルバムバージョンは、しっとりと情感を込めた、心に沁みいる歌い方である。
歌い方もアレンジもまるっきり違う、全く別の曲を聴いているみたいだと一同驚く。
小生は、シングル盤を聴いた時は良い曲だとは思わなかったが、アルバムバージョンを聴いて思い直した。
シングル盤は、国内で、アルバムバージョンは、アメリカのロスでそれぞれ録音されたもなのよ。
彼女の場合、シングル盤とアルバムバージョンとで意識的に違った歌い方、違ったアレンジメントをすることがある。また、ライブの場合は、シングル盤、アルバムバージョンとも違った歌い方、アレンジを施すので、彼女の音楽を聴く時は、シングル盤、アルバムバージョン、ライブと三つを聴かなくてはいけないんだ、とMさんが蘊蓄を傾ける。
その2 最新アルバム『真夜中の動物園』とタンノイとの相性
『音もさることながら、何よりも曲が素晴らしい。歌に引き込まれて、聴き惚れてしまった』と激賞するKさん。
『3年ぶりにリリースした37作目の彼女のオリジナルアルバム、いいでしょう!』と得意然のMさん。
『生演奏を聴かなくてもいいくらい雰囲気が出てると思うよ』と興奮気味のKさん。
声のツヤ、音のハリ、音のヌケ三者ともこれまで聴いた中島みゆきのCDの中ではベストマッチングと3者の評価が一致。
Mさんも、この音には満足気である。
その3 Mさんが、もうタンノイでは聴く気がしないと評した旧盤とプリアンプ交換後の相性。
これまでは、新録音との相性はバッチリだったが、さて、旧録音とはどうかということで、以前聴いた中でもっとも相性が悪かった『地上の星』と『ヘッドライト・テールライト』の2曲を聴いて見る。
『プリアンプがC22からC28になっても、基本的には古い録音はタンノイと相性が良くないという考えは変わらない』とMさん。
『Mちゃんは、ライブなどで中島みゆきの音楽が良く分かっているけど、タンノイの音でしか中島みゆきの情報を持ち得ていない自分には、何とも言えないけど、C22もC28もソースの中の情報を忠実に再生していると愛器の能力を信じるしかないね』Kさん。
『今回聴いた限りでは、音のツヤ、音のヌケという点では、C22より今回のC28が良かったように聴こえたけど決定的差異はなかったように思うよ。主たる違いは、録音の違いということではないか』と小生。
以上のように旧録音との相性では、三者三様の意見が出される結果となった。
そこで小生なりの一つの結論だが『名誉挽回』という観点からすれば、少なくとも新録音の『真夜中の動物園』の再生において、タンノイはその名誉をしっかり挽回したと言っていいだろう。
そこまで言われてはタンノイの沽券にかかわるとばかりに主宰者のKさん、システムを入念にチエックしたらしい。
今回プリアンプマッキントッシュC22に代わって登場したマッキントッシュC28
その結果、プリアンプのマッキントッシュC22にメンテナンス上の不具合があることが判明、そこでプリアンプを同じマッキントッシュC28に代えて件の中島みゆきのCDを聴いた所、劇的な変化が認められたということで、Mさんと小生に緊急呼び出しがかかった。
という次第で、先日『中島みゆきを聴く』と題した臨時オーディオ談笑会が開かれた。
この臨時開催を一番喜んだのは、他ならぬMさん。中島みゆきのCDをいっぱい抱えて、おっとり刀で駆けつけてきた。
そして、持参したCDの中からMさんの発案で次の三通りの聴き方をして見ることに決定。
映画『ゼロの焦点』の主題歌『愛だけを残せ』のシングル盤(左)、『愛だけを残せ』のアルバムバージョンが収録されている最新オリジナルアルバム『真夜中の動物園』(右)
その1 映画『ゼロの焦点』の主題歌『愛だけを残せ』のシングル盤とアルバムバージョンの比較ならびにタンノイとの相性。
最初にシングル盤を、次にアルバムバージョンの順で聴いたのだが、アルバムバージョンが始まるや否や、一同『?!』となり、聴き終った時は、『何、これ!、』と絶句。
シングル盤は、きらびやかな音作りで歌い方も情熱的、一方のアルバムバージョンは、しっとりと情感を込めた、心に沁みいる歌い方である。
歌い方もアレンジもまるっきり違う、全く別の曲を聴いているみたいだと一同驚く。
小生は、シングル盤を聴いた時は良い曲だとは思わなかったが、アルバムバージョンを聴いて思い直した。
シングル盤は、国内で、アルバムバージョンは、アメリカのロスでそれぞれ録音されたもなのよ。
彼女の場合、シングル盤とアルバムバージョンとで意識的に違った歌い方、違ったアレンジメントをすることがある。また、ライブの場合は、シングル盤、アルバムバージョンとも違った歌い方、アレンジを施すので、彼女の音楽を聴く時は、シングル盤、アルバムバージョン、ライブと三つを聴かなくてはいけないんだ、とMさんが蘊蓄を傾ける。
その2 最新アルバム『真夜中の動物園』とタンノイとの相性
『音もさることながら、何よりも曲が素晴らしい。歌に引き込まれて、聴き惚れてしまった』と激賞するKさん。
『3年ぶりにリリースした37作目の彼女のオリジナルアルバム、いいでしょう!』と得意然のMさん。
『生演奏を聴かなくてもいいくらい雰囲気が出てると思うよ』と興奮気味のKさん。
声のツヤ、音のハリ、音のヌケ三者ともこれまで聴いた中島みゆきのCDの中ではベストマッチングと3者の評価が一致。
Mさんも、この音には満足気である。
その3 Mさんが、もうタンノイでは聴く気がしないと評した旧盤とプリアンプ交換後の相性。
これまでは、新録音との相性はバッチリだったが、さて、旧録音とはどうかということで、以前聴いた中でもっとも相性が悪かった『地上の星』と『ヘッドライト・テールライト』の2曲を聴いて見る。
『プリアンプがC22からC28になっても、基本的には古い録音はタンノイと相性が良くないという考えは変わらない』とMさん。
『Mちゃんは、ライブなどで中島みゆきの音楽が良く分かっているけど、タンノイの音でしか中島みゆきの情報を持ち得ていない自分には、何とも言えないけど、C22もC28もソースの中の情報を忠実に再生していると愛器の能力を信じるしかないね』Kさん。
『今回聴いた限りでは、音のツヤ、音のヌケという点では、C22より今回のC28が良かったように聴こえたけど決定的差異はなかったように思うよ。主たる違いは、録音の違いということではないか』と小生。
以上のように旧録音との相性では、三者三様の意見が出される結果となった。
そこで小生なりの一つの結論だが『名誉挽回』という観点からすれば、少なくとも新録音の『真夜中の動物園』の再生において、タンノイはその名誉をしっかり挽回したと言っていいだろう。
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