今、今年の書道教室の展示会への提出作品として、草書の『千字文』にチャレンジしている。
そこで、これを機に、これから毎週月曜日は楷書、行書、草書の3字体で千字文を少しずつ書いて、読み方とその意味を勉強して行きたいと思っている。
稚拙な筆で恐縮であるが、ご高覧いただければ幸いである。
【読み方】
てんちげんこう うちゅうこうこう
じつげつえいしょく しんしゅくれっちょう
かんらいしょおう しゅうしゅうとうぞう
【意味】
天は玄(くろ)く(赤みを帯びた黒)、地は黄色である。
天地四方は広大にして、過去・現在・未来と流転極まりがない。
太陽は日中を過ぎると西に傾き、月は十五夜になれば満ち、それを過ぎるとだんだん欠けて行く。
星座は広大無辺の天空に連なり広がっている。
寒さが来れば、暑さは行く。春夏秋冬、常に循環して限りがない。穀物は秋になれば収穫し、冬が来れば倉庫に貯蔵する。
【千字文とは】
千字文(せんじもん)は、子供に漢字を教えるために用いられた漢文の長詩である。四字一句の250句でなる「千字文」には1,000の異なった文字が使われている。
南朝・梁(502 - 549年)の武帝が、文章家として有名な文官の周興嗣(470 - 521年)に文章を作らせたものである。周興嗣は,皇帝の命を受けて一夜で千字文を考え,皇帝に進上したときには白髪になっていたという伝説がある。
日本でも習字の手本としても古くから親しまれてきた。
【資料】
新版四字体千字文(大貫思水箸 日本書学館)
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