折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

1,534分の1

2007-07-27 | 日常生活
昨晩のことである。

我が家の電話が鳴った。

『もし、もし』と応じると、機械的な声がいきなり飛び込んできた。
参議院選挙に関する『電話アンケート』であった。

いつもなら、このてのアンケートの電話はすぐに切ってしまうのだが、今回ばかりは『ちょっと待てよ』と考えた。

そして、無作為に抽出されたサンプルの中に我が家の電話番号が入っていたのも何かの縁かも知れないと思い直して応じることにし、テープに誘導されるまま、電話機の番号を押してアンケートに答える。

Q: 選挙に行きますか
A: (勿論)『行きます』

Q: 地方区では、どの候補に投票しますか
A: 『○○候補』

Q: 比例区では、どの政党に投票しますか
A: 『××党』

Q: 支持する政党は?
A: 『××党』(これまでは、○×党だったが、今回は××党にする)

『以上です、ご協力ありがとうございました。』
で電話アンケートは終わった。

受話器を置いて、多分明日あたり掲載されるであろう選挙の予想記事の中に自分の答えも、ささやかながらも反映されているのだと思うと、『ああ、俺も選挙に参加してるんだ』と言う感慨を覚えた。

そして今朝。
昨晩予想したとおり、1面に選挙の予想が大きく掲載されていた。

愛犬の散歩を終え、いつものようにシャワーを浴びてさっぱりしたところで、これもいつものように風呂上りの牛乳を飲みながら、朝刊に目を通す。

これも、いつもの如く連載小説『宿神』を急いで読んでから、おもむろに選挙予想に目を通す。

新聞の説明によれば、小生の居住する県の場合、選挙予測電話アンケートのサンプル数は、1,534人とのこと、そのうちの1人が小生であることを考えると、目の前の予想記事がいつもより身近に感じられる。

そして、偶然にも1,534人のうちの1人として、世論形成の過程に自分も一枚かむことになってしまった昨晩の電話に改めて不思議な『縁』を感じた次第である。

(注)調査方法
コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号にかかったのは2,740件で、そのうち1,534人から有効回答を得た。回答率は56%

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