折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

募る思い結実~再び「ベングリオン」に取り組んだOくんの信念と情熱

2010-07-02 | 友達・仲間
「募る思い止みがたく」という言葉がある。

大学時代のサークル仲間で1年後輩のO君が、傾倒して止まないイスラエル建国の父ベングリオンに関する本を上梓してからもう3年になる。


2007年2月に発行された
書籍『ベングリオン』



この間、O君の胸に去来して止まなかったことは、さらに、もっと、ベングリオンについて深く知りたい、できれば、ベングリオンの追体験をして見たいと言う募る思い(「砂漠の預言者 ベングリオン(新版)はしがき」より)だったようだ。

その「もだしがたい」ベングリオンへの思いに突き動かされて、イスラエルの集団農場である二つのキブツに3ヶ月間居住し、現地の人たちと生活を共にしているという手紙を彼からもらったのが、今から2年前の2008年6月の頃であった。



ネゲブ砂漠 キブツ・スデー・ボケルから送られてきた
O君のはがき



そして、それからさらに2年。

今般、ベングリオンに関するOくんの著作第2弾(新版)が上梓された。


今般上梓されたベングリオン(新版)
表紙には親交のある某参議院議員の推薦文が


まさに、『満を持して』書かれた感のある今回のベングリオン(新版)は、砂漠で得た非日常体験と新たに収集したさまざまな資料が文章に迫力と説得力を生み、読者をグイグイとベングリオンの世界へと引き込んでいく。

それは、あたかも手練のノンフィクション作家が書き下ろした迫真のドキュメンタリーを彷彿させる出来栄えで、まさに『行動の人』Oくんでなければ書くことがかなわなかったであろう内容であり、Oくんの行動力の成果を如実に示して、面目躍如たるものがある一冊である。

特に、ベングリオンに対する募る思いが止みがたくなる場面がしばしば現れるのだが、そこでは『理』よりも、温かい血が通った『情』が色濃い文章になっていて、いかにもOくんらしいと思わず微笑んでしまう。


以前にも書いたことであるが、今回も巻末に付けられている参考資料の膨大さに驚かされる。

それらの資料を十分に読みこんだ上で、それをさらに自分自身の言葉で表現すると言う作業には、途方もない努力と忍耐とエネルギーを必要とする。

この困難な作業に雄々しく立ち向かい、募る思いを結実させたOくんの不屈な精神力と情熱、信念、勇気には心から敬意を表する次第である。


ご参考

著者情報

書籍名 「砂漠の預言者 ベングリオン(新版)」
著者・発行者 大西俊明
住所 横浜市泉区緑園4-2-1 西の街5-106
メールアドレス onishi@ec.catv-yokohama.ne.jp

最新の画像もっと見る

コメントを投稿