若草や 人と犬との 褥(しとね)かな
今回も緑滴る黒目川の情景である。
前回は心地よい風に、思わず睡魔に誘われ、心地よげに「舟を漕ぐ」様子を写真と俳句で紹介したが、今回は若草の上でリラックスしている飼い主と犬の図である。
この日は週末とあって遊歩道は、愛犬を連れて散歩を楽しむ人たちで賑わっていた。
どのワンちゃんもみな楽しそうに歩いている。
半年ほど前までは、同じように愛犬のパールを連れてここを歩いていたのが、随分前のように思われる、そんな感慨に耽りながら河原に目をやると、もう一歩きして来たのだろう、若い女性の飼い主とボーダーコリーが一休みしていた。
若草を敷物にして、飼い主も犬もすっかりくつろいでいる様子は、のどかな微笑ましい情景であった。