折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

手書きのすすめ

2013-02-01 | 雑感
昨日に続いて「天声人語」の話である。

と言っても、今回は天声人語「書き写しノート」のことである。

今日から2月。

書き写しノートもまっさらなものに変わった。

書き始めたのが一昨年の8月だから1月を終えた時点で18冊、丁度1年半になる。

書き終わったばかりの18冊目の書き写しノート


時々サボって何日分か貯め込んでしまい、その遅れを取り戻すのに苦労したこともあるが、何とか今日まで続いている。

当初こそ「集中力」、「注意力」を養うとか、時事に疎くならないためとか欲張って色々と目標を決めて始めたが、今、この時点での唯一最大の目的は、「字を書く」ということに尽きる。

考えて見れば、日常生活において字を書くという行為がほとんど行われていない。

先日も幼なじみたちに会った時、

「『字』を書くチャンスがあるか」

と聞いたところ、

「字など全く書いてはいないよ」

という答えであった。

そうなのだ、他の誰に聞いても毎日の生活の中で、自分で鉛筆やペンを持って字を書くことをほとんどの人がしていないのだ。

「字を書く必要性、必然性がない」というのが、ほとんどの人の答えである。

それほど日常生活において字を書く機会がなくなっているのである。

小生とて、天声人語を書き写すことをしなかったら、やはり字を手書きする機会は、ほとんどないと言っても過言でない。

果たしてこれでいいのだろうか、どこかおかしくないか。

そう考えると、603字という大量の文字を毎日書き写すことが、俄然大きな意味を持ってくるように思える。

やろうと思えば、その気さえあれば、今日からでもできる。

何も天声人語に限らない。そして、書き写しノートといった特別なものもいらない。

各新聞のコラムを一般のノートに書き写すだけで良いのだ。

「毎日、定期的に書く」このことが大事だと思う。

是非ともお勧めしたい。