折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

写真&俳句VOL32~「年の暮と物のあわれ」

2011-12-20 | 写真&俳句


枝先に     枯葉1葉(いちよう)       年の暮


残すところあと10日余り。

年の瀬を迎えて、朝晩はめっきりと冷え込んで、まさに冬本番を思わせる。

そして、寒い木枯らしが吹き、木々の葉も一斉に地上に舞い落ち、風に吹き寄せられた落葉があちこちに降り積もっている。

そんな中、今朝の愛犬との散歩の帰り道にいつもの公園の横を通ると、この公園の桜の木々もすっかり葉を落とし、裸木となっている中で、枝にしがみつくように踏みとどまっている1葉の枯葉を見つけた。

今、この瞬間、目の前で散り落ちてしまうかも知れない、その枯葉を見て、柄にもなく物のあわれを感じて、地上に留まっている最後の姿を写真に撮っておこうと思いシャッターを切った次第である。