折々の記

日常生活の中でのさりげない出来事、情景などを写真と五・七・五ないしは五・七・五・七・七で綴るブログ。

たかが376m、されど376m~『ほろ苦』体験、大高取山ハイキング

2010-12-20 | 友達・仲間

展望台からの眺望
大高取山頂上は、眺望がまるで望めないので、途中にある幕岩展望台に寄り道。
晴天であれば、遠く池袋、新宿の高層ビル群が見えるが、この日はあいにくの天気で眺望は望めなかった。



今年の『歩き納め』

来年1月で丸2年になる小・中学校時代の幼なじみたちとの『山歩き』会。

今年も、1月の皇鈴山(みすずやま)・登谷山ハイキングを皮切りに、ほぼ毎月行って来
たが、今年の『歩き納め』は、埼玉県越生町にある大高取山(376m)である。

寄り道、回り道、挙句に迷い道

いつものメンバーのHちゃんが、急用のため不参加。今回は、リーダーのKくん、Mくん、小生の3人と『歩き納め』にしては、少々さびしい人数である。

大高取山は、高さ376mで、余り険しい個所もなく、ゆっくり歩いても1時間少々で頂上に着く、まさに足慣らし程度のハイキングコースである、とリーダーの車中での説明で、気が緩んだせいもあってか、現地に到着後は、寄り道、遠回りしての回り道など、めずらしく緊張感を欠いた歩きになり、ついには、油断が昂じて迷い道に踏み込むことに。

と言うのは、幕岩展望台に立ち寄って、もう頂上まではあと一息というところで、楽観のなせるわざか、何気なく横道に入ってしまったのが、ことの発端。ちょっと変だぞ、と思ったが、そのうち標識があるだろうと、たかをくくって歩き続けるものの、一向に頼みの標識は現れず、道は益々細くなって人一人がやっと通れる有様で、人が歩いて踏み固めた様子もあまりない。

そんな道を歩くこと約30分、さすがに、みんな『これは変だぞ』と不安を感じ出し、小休止を取りながら、鳩首会談。

その結果、もと来た道に引き返すことに。

そして、ようやくにして何とか本道にたどり着く。

この間、寡黙にひたすら歩き続けた3人も、ようやくにして安堵の胸をなでおろす。

『これが、夕方で暗くなっていたらと思うと、ぞっとするよね』

『どう歩いても、楽に頂上に着くと甘く考えたのがいけなかった』

と一同、反省の弁。

そんなことで、通常の倍近い時間を費やして頂上に到着、昼食をしながら疲れを癒す。

帰り道は、回り道も、寄り道もせずに、ひたすら麓に直行、1時間もかからずに下山した。

たかが376m、されど376m、油断は禁物という『ほろ苦い』体験となった大高取山の山歩きであった。

  
スタート地点では、花粉のもととなる杉の木がたわわに実をつけていた。(左)遠回りして、ちょっと違う入り口から山歩きを始める。


 
世界無名戦士之墓(左) ここが本来のスタート地点。別な入り口から歩き始め、途中でこの場所に立ち寄り、帰路もここを通ったので、結局、1往復半することに。この標識のある場所までは、何の問題もなく順調に来たのだが、この後迷い道に(右)

  迷い道を脱出、ようやく辿りついた大高取山の頂上(左)、その頂上で昼食、休憩。(右)