グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

北朝鮮拉致被害者家族団の訪米に思う

2019年05月02日 | 日記
北朝鮮拉致被害者の家族が近く訪米し米国政府関係者と接触、拉致被害者問題の解決に向けた意見交換を行うという。
拉致被害者の帰国については2度の米朝首脳会談で日本側の意向をトランプ大統領から北朝鮮・金委員長に伝達要請し大統領からは「約束は果たした」との返事を得たところである。
後は首相の発言があった通り首相自身が金委員長と向き合って直接交渉を行う状況になるはずなのだがこれがまた「待てど暮らせど・・・」だから被害者家族のイライラは募るばかりだったろう。
その結果「もう待ってはおれない」とばかり今回の行動になったと思われるがこれでは我が国の政府関係者はメンツ丸つぶれだねぇ。
政府関係者に言わせれば恐らく「(水面下で)交渉の場を模索しているところだ」というところだろうが拉致被害者家族との時間感覚とは随分隔たりがありそうだ。
政府は本当に被害者家族と寄り添うというのなら北朝鮮との交渉を加速化しその進捗状況を具に被害者家族に伝えるべきだろう。
もう「交渉プロセスを公表すれば相手に手の内を晒してしまう」などの口実で交渉経過を伏せるような逃げ口上は通用しないと思うのである。
それにしても自民党はいつの間にか言いたいことも言えない組織になってしまったなあぁ・・・。
一強体制の弊害は本当に大きい。