グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

首相の外交手腕は・・・?

2019年05月27日 | 日記
米国トランプ大統領が令和初の国賓として来日中なのだが本日行われた我が国首相との共同会見はなかなか興味深いものだった。
拉致問題への対応で米大統領は「あらゆる協力は辞さない」とのスタンスなのだが北朝鮮対応の主役は間違いなく日本側に移っている。
ところが首相の言によれば日朝首脳会談の開催のメドは立っていないという。
その昔小泉首相(当時)が何人かの拉致被害者の帰国を実現したのだが当時は米国の力を借りずに言わば独力で成果を生んだものと理解している。
それに比べると現首相の外交力はあまりにも無力だ。
この際相手国の代表者が「代替わり」になったからという理由や外務省に有能な人材がないなどの理由は何の言い訳にもならない。
挙句に果てに総裁任期を口にするなど多くの拉致被害者家族は失望しているのではないか。
外交と言えば対ロの北方領土問題も全く返還される空気すら感じられない。
この案件も先送りになるのだろうか・・・、やれやれ。
米国との貿易交渉は今日米大統領が「8月には締結できるのではないか」と自信を示したがその一方で我が国の首相は期限について明確な回答を避けた。
残念ながら全ての交渉は米大統領のペースで進んでいるように見える。
本当に首相は外交手腕を有しているのだろうか、あるとしたらどんな成果を生んできたというのだろうか?
先だっての伊勢志摩サミットは各国首脳の顰蹙を買っただけだった。
今年の大阪サミットは名誉挽回のチャンスなのだが前回の繰り返しだけは避けたいものだ。