グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

経営ミスのツケは大きい

2019年05月17日 | 日記
フィットネス事業の寵児であったRIZAPグループの19年3月期の最終損益が193億円の赤字になるという。
同グループの創業者社長は今季黒字化できなければ辞任する覚悟だというが果たしてウミは出し切れたのだろうか。
18年3月期の損益は90億円の黒字でかつ今3月期の赤字の大半はM&Aした企業によるものだそうだから相当粗っぽい買い物をしたものだ。
その結果創業者でありながら「辞任の覚悟」まで持ち出さなければなくなったとは経営ミスのツケも大きいねぇ。
経営ミスと言えばレオパレス21の品質不良問題もそうだ。
1万数千棟(全体の約半数)検査した段階でその約7割に不良個所が判明したとのことだ。
これだけでもう数百億円の赤字が見込まれているがまだ全棟のチェックが済んだわけではない。
今後の検査結果次第では企業の存続さえ危ぶまれるのである。
先日同社の創業家一族の社長が引責辞任したがとてもそれで一件落着などとはいかないだろう。
あらためて経営ミスのツケの大きさを痛感するのだがまさか企業経営者は多くのステークホルダーの存在を忘れてはいないだろうねぇ・・・。