グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

北朝鮮の粛清再来に思う

2019年05月31日 | 日記
ハノイでの対米交渉が不首尾に終わった責任で実務担当者が処刑されたとのことだ。
独裁国家の官僚たるもの、まさに命懸けであるとあらためて感じさせる。
処刑された対米交渉特別代表はたしかに交渉を合意に持ちこめなかった事実はそれなりに重いのだが極刑を受けなければいけないのか、本当に理解に苦しむ。
金委員長の目論見は寧辺の廃棄と引き換えに一連の経済制裁解除を手に入れることだったようだが米国の要求は寧変だけにとどまらず核開発施設の全廃だった。
一部のメディアが「金委員長は寧辺以外の各施設の存在を米国が事細かに把握していたことに驚いていた」と報じていた。
米国のこの要求がそもそも交渉が破談に終わったのはまさにこの一点にあるようだがまさか寧辺以外の各施設の存在を交渉当事者が漏らしたわけではなかろう。
それでもスパイ罪の汚名を負わされるなどどう考えても理不尽だ。
どうも北朝鮮ではどれだけ「忖度」しようがそれだけで我が身の安全が保証されることはなさそうだ。