天安門前の車両突入・炎上事件に思う

中国政府が先ごろ発生した天安門前での不審車両突入・炎上事件についてウイグル独立派によるテロ活動と断定しその日のうちに容疑者8人（事件で死亡した3人を含む）を拘束した。
確かな証拠は明示されていないがこれが事実だとすれば政府のウイグル族弾圧とウイグル民族の独立運動がますます激化することは必至だ。
中国がウイグル族の独立を拒否する理由は地下資源ほか経済権益の確保にあるのだろうがとにかくウイグル民族は人種、言語、宗教、文化からして漢民族とは全く別の民族である。
過去の歴史をたどってみても中国が民族支配を続けるには無理がある。
新彊ウイグル自治区統治のあり方を根本から見直すべきだと思うが・・・。
本来ならこんな時には国連が乗り出すべきなのだが残念ながら実体が伴っていない。
民族の融和はかくも難しいものか、人間の性なのか。
人権が経済より優先する社会、中国はまだまだ程遠いようだ。