所用にて沼田を訪れたときに少々時間があったので、沼田公園の「御殿桜」を鑑賞してきました。 といっても花の時期ではありませんが。
沼田公園は言わずと知れた沼田城址です。 六文銭の旗印で戦国時代末期に大暴れした真田一族の一人、連続ドラマ「江」にも登場する真田信幸 (弟の幸村は過日放映された大阪夏の陣で家康を今一歩まで追い詰めたが果たせず戦死) の居城として有名です。
また沼田は地理の教科書にも必ず載っている日本有数の河岸段丘の地形でも有名です。城は利根川の支流の薄根川が本流とともに浸食してできた段丘上に位置しています。 沼田の上町からみると平地ですが、北側の薄根川側から見ると、70Mくらいの崖の上に位置し、天然の要害です。 、また少し北に位置する名胡桃城(月夜野町)をめぐる真田と北条両軍による争奪戦が秀吉の小田原城攻めの口実になったことも歴史好きな方はご存知でしょう。
沼田城址の天守閣があった石垣の一角に見事な桜の古木があります。 沼田市民の誇りの桜で4月20日ころ見事に咲き乱れます。 公園内にはそのほか多くの桜があり、環境との組み合わせの見事さは県内一かもしれません。 関東10大桜というのがあれば間違いなくその1本になること間違いなし。
古樹めぐりをしてきましたので、いくつかを紹介します。
薄根の大桑 沼田市を流れる四釜川を少し遡ったにあり、個人所有の木です。国の天然記念物の指定されていますが、国からの1年間の維持費は1万円だそうです。 昔より樹勢が衰えたようですが、れっきとした桑の木です。 樹齢1500年ということは、名胡桃城の争奪戦のあった頃、今の2/3位の太さで既にこの場所で繁茂していたわけです。
西川田の村主八幡神社の大けやき 村の主 と書いて すぐり と読む。 有名なフィギュアスケート選手がいたので読めますが、 普通読めませんね。 村長さんと関係あるのかしら?
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