みどり市大間々の渡良瀬川の渓谷が少し開けたところに
見応えの石仏があると、同期のT氏から連絡があったの
のは半月前。彼は野仏の専門家で「野仏の見方」という
本も出している。
晩秋の晴天に恵まれ、1時間ほどのドライブで現地に飛ぶ。
江戸中期の作品らしいが、6本の手が養蚕使われる道具
手にしている石仏。落ち着いたたたずまいの晩秋の野に
秋の日を一杯に受けて座していた。
養蚕農家の人々が願いを込めて作り、以後養蚕の隆盛と
共に守り神としての役割を担っていたのだろう。
右は明かり窓のない灯篭、これは珍しい。
丹念に見た後、渓谷を更に奥に走り、小中大滝を見てき
た。若干時期が遅れたが、滝と紅葉のバランスがいい。
素人写真でも構図が取りやすい。
車中ずっと国会予算委員会の質疑を聞いていた。
野党の若手の論客の鋭い質問に菅総理がどう答えるか?
聞く限りでは答弁がお上手とは思えない。前総理に比
較すると、他の大臣に答弁を振ることが多い。たまに
ある少ない総理自らの答弁は抽象的、概要的なものが
多いな、と感じる。発足間まないので安全第一なのか?
時を同じくして行われている米国大統領選挙の開票作
業。世界を引っ張る大国の政治家にしては首をかしげ
るが、両候補の原稿なしの肉声との隔たりに少し寂し
くなる。
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