先週来日したブータン国王夫妻は各地で大変な人気。 男前で気さくな国王と若く美しい王妃はこれからこの国をどう引っ張っていくのか? 大いに興味があるところです。
実は我が家にとってブータン国は10年前からとても身近な国です。 というのも息子が青年海外協力隊の一員として10年前にこの国に派遣されて、現地の技官を指導しながら2年間地質調査でブータン国内を歩き回ったからです。 その頃から国民総幸福度という指標はあったようで、富を求めてせこせこ動く先進国と異なり、時間がゆったりと流れる国の雰囲気に本人はすっかりはまってしまった。
確かに先進国の悩みとは隔絶した国のようで、最貧国の一つではありますが、前国王の指導のもと、豊かさ、貧しさ、幸せ、不幸とは何か?といった議論が交わされていました。 貧乏国のひがみか、強がりかとも思っていましたが、今回の国王夫妻のほほえましい、日本にたいする暖かい雰囲気を見て納得した次第。
息子はその後も度々ブータンを訪れ、今は地球温暖化がもたらす氷河湖の調査中、送られてきた写真をいくつかを代わって紹介します。 自分が行って見てきたようなことを書きますがみな息子から聞いたことです。 念のため。
典型的な氷河湖。 モレーン(氷河が削り取った岩石がその先端に高く堆積し、氷河であれば問題ありませんが、解けて湖になると非常に不安定な危険な状況(予期せぬ決壊)になります。 こんな危険な湖が国中にいくつもあってその状況をきちんと把握しておくことが仕事となんだそうです。
現地人を交えた調査隊の面々。 一昔前のヒマラヤ登山隊の記念写真のようです。
ブータン国の首都であるティンプーの全景。 山間に広がる地方都市といった感じ。 これが首都?
国内唯一のポロ飛行場。 タイのバンコクから不定期便が運行されています。 バンコクからどのくらいかかるのか?
来日した国王の10年前の写真。 息子も加わった国際親善のバスケットの試合で勝者になった記念写真です。 右から二番目の若者が新婚ほやほやで来日した当時皇太子だった国王。
子供たちの無邪気さ、いとおしさは世界共通。 顔立ちが日本人そっくりで、日本に残してきた娘たちを思い出し郷愁にかられるとか。
活気ある市場。 日本で食する野菜は大体、マツタケなどは食べきれないほどの量が安く手に入ります。
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