toboketaG の春夏秋冬 

雑文、雑感、懐古話そして少しだけ自己主張。
土曜日をベースに週1~2回の更新が続けられればと思っています。

192-261101四万川渓谷の紅葉

2014年11月01日 | 名所旧跡

   朝から夕方まで雨の1日だった。 紅葉は青空の背景でなければと思っていたが、雨に煙る

紅葉もまた違った趣がありますね。

 

朝食後日帰りで四万温泉の風呂を味わうかとなり、榛名山麓を回って一番の近道を取り直行する。

あいにくの雨で紅葉は冴えるとは行かないが、それでもかなり楽しめました。 無料も含め、湯どころは

沢山あるが、以前からそのレトロな建築に興味があった積善館と決める。

     

写真では何度も見てはいますが、実際に来てみると写真では味わえないなかなかの風情。赤い欄干の向

こうの建物の1階部分がお風呂。 ドアを開けるといきなりいこんな感じでそこが脱衣場、そして奥から振

り返れば一段高いところが脱衣場、各湯船に湯を供給する蛇口は温泉成分が堆積しご覧のとおり。 5つ

ある小ぶりの湯船は源泉かけ流しの湯が惜しげもなく溢れこぼれている。サウナが2つあったが息が詰ま

りそうなほど小さいので利用はしなかった。 文化庁のお墨付きの明治か大正の建築であることが判ります。 

使用されなくなった遺産ではなく、現役の建築物であることに価値を認める。

昼下がりの時間、このレトロな湯船のうち手前の一番大きなのを独り占めして心行くまで湯につかる。 湯

はきわめて滑らかで温度も良い。 (本当は内部は撮影禁止でした。誰もいなかったので・・ ごめんなさい)

 

  明治末期の入湯料と宿泊料金の表示。湯治場としての歴史

感じます。

 

四万川に沿った狭隘な谷間に川に沿って大小多くの温泉宿が散在する。 今まで殆ど素通りだったので、

どんな温泉地なのかよく判らなかったが今回じっくりと温泉街を見て回ったので大体のことが判りました。

  

四万温泉発祥の湯とある無料で入れる温泉。 中を覗いてみると大人3人入ると一杯にになってしまいそ

うな狭さ。 この狭さでは偶々一緒になった他人様と話をしないわけにもいかないので、ほんのひとときの

友人になってしまいそう。 狭い路地の反対側には重要文化財の日向見観音が秋の色彩に映えていた。

ゆっくりと四万を見て周り、ここは草津や伊香保温泉にはない湯治場の雰囲気が色濃く残っており好印象

でした。

 

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