富岡市の南に位置する稲含山(標高1370m)に登ってきた。
予てから登ってみたいと思っていたが、先送りしてしまい今回が初登山。家々が山肌に張り付くように点在
する林道を車は標高をあげ茂垣峠(標高1071m)に着く。ここまできてしまえば、足で登らなければな
らない標高差は残り300m。年寄の足にはこの程度がいい所。
家を出る時は快晴だったが、積雲が多くなってきて日が陰ると少々寒い。数百段はあると思われた木の階段
をゆっくりと登る。木と木の間が雨水でえぐられて歩きにくい。吐いて吐いて吸うの呼吸ペースと足の運び
を合わせゆっくりだがペースを維持して登る。急な割には息が乱れない。いい感じだぞ。
途中から岩壁の間を縫うように道は続く。整備がしっかりできているので危険を感じるというほどでない。
1時間半で頂上直下の神社に到着。そこから一登りして頂上に立つ。20坪ほどを平らな頂には展望円盤が
設置されていて周囲の山々が良く解る。
冬型の気圧配置に移りつつあるので、遥か上越国境から浅間山にかけては雪雲に覆われ始めている。西側の
の谷から風が吹きあがってくる。風の音を聞きながらこれはゆっくりしていられないぞと帰り支度している
とき、いきなりの突風で10年来愛用の帽子(プロフィール写真でかぶっているもの)が空中高く飛ばされ、
東側の谷へゆっくりと消えていった。
映画の一シーンのような感じだった。
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