相対的な関係、貧富だったり、地位の上下の関係、住んでいる家の広さ、豪華さ、高層マンションであれば、その階数がステータスになったりするらしい。
公園のママさん社会にあっても、こうした関係が反映されることもあるらしい。
法人税減税をめぐっての議論のなかで、中小企業への優遇策を削減する話が出ているという。弱者切り捨ての論理である。経済の舵取りは、この社会をどのように考え、今後、どのような社会を構築していこうとするのかの見通しに関連する。
競争社会を是認し、そのことが、人類全体にとっても、いろんな歪みが発生するとしても、いい選択であるとする考えが、今や主流であり、今後も、競争を避けるという選択は、とられないだろう。
ただ、その関係のなかで、一旦優劣関係が発生すると、勝者の側は、その関係を維持すべく、敗者を突き落とし、這い上がれない仕組みを導入してくる。固定化を図る。
それが、自分たちの家族なり、グループの利益を守るために有益であると考えるからである。社会に、害悪を齎すにしても、関心の埒外になってしまう。
こうなれば、生きがいについて、こうした関係を破壊することに、求める動きがあっても当然である。怒りを巻き起こし、対立が先鋭化する。あるべき政策の選択に、十分考慮されなければならない。