政府閉鎖という、日本ではやったことのない事態がアメリカで続いている。共和党と民主党の対立の結果だというが、かつてクリントン時代にもあったらしい。
それにしても、まるで、スピードをあげた車同士が、一本道をお互いに向かって走っているような、無茶苦茶な争いである。このままでは、双方立ちいかないし、全体として、国のテイをなさなくなる。
国家など、どうとでもなると考える勢力の存在が浮かび上がってくる。多国籍企業である。TPP交渉でも、アメリカの国というよりも、多国籍企業の支配勢力の陰謀の感がある。
政府をこえて、独自の力を発揮し始めている。各国国民に対する攻撃も考えているらしい。それは、言論封鎖であったり、秘密の保持だったり、彼等の都合のいい話である。
彼らは、常に表面には出てこない。だが、彼らがコントロールしているのは、客観的に明らかになりつつある。多くの人にとって、関心を持たなければならないことだが、秘密を盾にして、陰謀がすすむ。
いったい、何を秘密にしなければならないのか。庶民に、秘密は必要ない。秘密を必要とするのは、人を食う、後ろめたい連中の必需品なのである。