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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

「大東亜戦争の実相」を読んで

2013年10月17日 22時45分34秒 | 思考試行

日本の戦争に、中心部分で関与する陸軍参謀本部に勤務していた瀬島龍三氏の著書であるが、元は、ハーバード大学からの要請によって、先の大戦の回顧をした講義録である。

瀬島氏は、陸軍士官学校、陸軍大学を優秀な成績(トップとか、2番だとか)で卒業して、陸軍参謀本部に勤務、終戦直前に、満州関東軍の参謀となったため、戦後、ソ連に抑留され、帰国後、伊藤忠に入社、商社員として、経営陣のトップに至った人である。瀬島氏は、先日、亡くなった山崎豊子さんの小説「不毛地帯」のモデルになっている。

この本は、ハーバード大学から、要請をうけてのが7月、講義が11月、わずか、4ヶ月でまとめられた講義録をもとに書かれた本である。

日本がどのようにして、大東亜戦争(マッカーサーがこの呼び名を禁じたため、太平洋戦争と一般には呼称されている。)に突入していったのか、簡潔に、しかし、そこには、聞いたことのない、詳細な事実が語られている。

著者の頭の良さ、問題点の把握の的確さ、瀬島氏の講演を聞いて、アメリカ側が、どのような反応をしたのか、知りたいところである。

結果として、敗戦となり、日本はすべての権益を失ったが、今の現状を考えるとき、人類社会が今後どのようにすすんでいくべきか、単に日本の問題だけではないことが示唆される。


仕事とは

2013年10月17日 11時14分57秒 | 思考試行

衣食住に関すること、人間らしい生き方に関すること、仕事は、これらの事項に関わってある。それぞれが、必要性という要素のなかで、存在し相互に影響し合いながら、分担しているという構図である。

時代の変遷により、栄枯盛衰がある。科学技術の進歩につれて、迷信のたぐいは、かなり、駆逐されて、この分野で謳歌していた宗教者、占い、その他いかがわしい商売が姿を消すか、力を失ってきた。西欧では、魔女裁判で、何の罪もない人々が多く処刑された。

宗教に関していえば、支配者の都合にあわないとなれば、宗教者が弾圧された。まことに、人間は残虐である。油断できない存在である。どのように変化し、変貌するかわからないところがある。

仕事の範囲も、広がり、また、なくなる仕事もある。なくなる分野に就業していた人は、時代の流れにそって、新しい分野へとその活躍の場を変更しなくてはならない。現役世代は、常に、時代の流れを読みながら、しかも、自分との対話をしながら、職業について、仕事について、考えながら模索しながら生きていく。

仕事になかなかつけない人もいる。人間、何かをやるなかで発見があるものでもある。一歩踏み出してなんの仕事であろうと、方向性が間違ってなければ、その仕事に従事しながら、技術をみがき、努力しながら、まずは働いていくことが、いいのではないか。迷っていたり、立ちすくむときもあっても、まずは、踏み切ることである。そこから、何事かの変化が、必ず生じる。