どこか自分となじめない。そんな気分が、長いあいだ続いていた。どこか、しっくりこない。自信がもてないような気分があって、その現れか、特に、人前で話すことが、苦手であった。
やるべきことをやる、自然体、肩の力をぬく、・・・覚悟を固める、などなど、いろんなトライがあった。少しずつではあるが、気分が楽になってきている。
ところが、先日、自分が写っている写真をみて、その不安定な気分がよく出ていた。ああ、こんな顔をするんだと、それは、とても気分が落ち着いた状態とはいえないことを示していた。
鏡でみる顔とは違っていた。年齢相応の老人がそこに写っている。どう見えようと、気にしても仕方がないことだが、一緒に写っている友の顔は、しっかりと落ち着いた気分の顔をしている。
やることをやってきて、今、置かれた、いや、自ら準備し、心がけてきた環境のなかで、しっかりと生きている顔をしている。なにより落ち着いている。
小生も、友のような、顔になるように、等身大の自分となって、落ち着きたいものである。無理はいけないが、意識的に、心がけ、行動していきたい。