選挙で多数をとれば、権力は何を考えるか。自分の力の保持、維持である。秘密保護法など、露骨そのものであり、その意図を隠さない、最たるものである。憲法改正案にしても、国民の力を何とか割くべきと躍起である。
よくぞ、こんな政党に多数を持たせたものだ。この報いは、自分たちに帰ってくる。仕方がないことだが、次回の選挙では、こんなことのないようにしないといけない。
だが、一旦、力も持ったものは、簡単にはその座を譲るものではない。簡単ではないが、そのことは、腹に収めて、そのときを待つほかない。焦ってもいけない。
なにしろ、国民というのは、騙されやすく、学ばない。しかし、その底流には、存続のための知恵があり、本能もある。いつも、やみくもに自分本位ではない。自分本位であれば、つけこまれるのである。
庶民の良識に期待するほかないが、そのために、庶民の一人として、その一員として、少しであっても、そのタネを蒔き続けるしかない。
権力が、何を考えているか、これを見抜けないと、いつまでも、彼等の餌食になるしかないのである。もう餌になるのは、やめよう。