保険で言えば、保険料を集めて、実際に、保険を使わせなければいいわけで、あつめた保険料は、人件費などを除けばあとは、儲けのみということになる。
インフレもすばらしい。長い将来の先の物価がどうなっているか。現在そこそこ価値が金額でも、先には意味のない額ということもありうる。高い掛金をかけ続けて、物価があがって、しょうもない金額が満期保険金であったりした。
年配の人に、保険嫌いの人がいるのは、そういうわけで、誤魔化されて、痛い目にあった経験があるからである。
生命保険は、死亡率など、統計であらかじめ儲けの可能性は充分あるのだが、資金運用となれば、なかなかリスクもあり、実際のところ、どうしているのか、知らないが、金を集めまくって、そのあとの始末が大事である。
損保の場合も、自動車保険について、事故ありの場合は、保険料が別の事故アリ保険料表の適用となり、以前なら、当然の如く保険を使っていたような金額でも、保険を使わずにいくしかないような現象が生まれている。
翌年から3年間も、保険料が、バカ上がりするのだから、特に車両保険などは、入らないほうがいいかもしれない。保険会社は、今や、株主の儲けに貢献しなければ、経営陣も自分の身が守れないから、そのしわ寄せは、すべて、契約者なり、その他経費部分の削減となる。
もはや、金儲け主義の権化となり果てた、富裕層はどこまで社会を食いつぶしていくつもりかということである。