アメリカのとんでもない事態は一応先送りとなった。いずれ、そうなるだろうと思っていたが、ギリギリのタイミングでの決着である。共和党の議員のなかでも、ガチガチの反対勢力は、過半数を切ったらしい。当然だろうと思うが、逆に言えば、こんなことで、これだけの弱肉強食社会の維持勢力がいるわけで、まだまだ、これからの課題が厳然としてあるということである。
来年まで、伸びたものの、依然としてデフォルトの危機があるわけで、国家がこんな体たらくであり、しかも相次ぐ異常気象は、さまざまに、人間社会の活動が環境に影響しているにもかかわらず、まともに対処できるような状況にない。
日本でも、政権交代で、民主党は、かなりの改革の可能性を示した。それが、今や、自民党は次々と打ち壊してきている。しかし、政権交代があったことで、たしかに、国民の意識には、何らかの、変化はあるはずである。秘密保護法であるとか、原発再開であるとか、ゴリ押しを続けていると、必ずその反動がくるだろうことを覚悟しなければならない。