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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

アメリカはどうするのだろうか

2013年10月16日 07時27分28秒 | 思考試行

個人レベルでは、妥協することでも、国家レベルとなれば、絶対に受け入れられない、ことがあるようで、先の「大東亜戦争」については、瀬島龍三氏の「大東亜戦争の実相」によれば、日本が戦争になだれこんでいく道筋が、さまざまな思惑、状況によって、必然とはいえないけれども、力学的に、ここから抜け出ることが、困難であったことがよくわかる。

だからといって、これから避ける道がなかったわけではない。瀬島氏の著書の中でも、その可能性が語られているし、それは可能だったろうと思う。戦争にまけて、日本は、憲法9条という「戦争をしない」国を選択した。それは、相手を信頼するところに、基盤をおいている。相手を信頼する立場から、自らの戦争放棄をうたっているのである。

はたせるかな、信頼できない相手が、続出してきた。その時どうするかは、決めてはいない。そんなはずがない、と決めつけて、すべてはここから始めている。中国での反日暴動の結果について、ほとんど何も知らない。保険会社があの損害を補填したのか、中国当局が何らかの補償をしたのか、そんな簡単な事情さえ不明である。(あるいは、どこかに、その事情が出ているかもしれないが、私はしらない。)

昔なら、あれだけの暴動があれば、当然、無事ではすまない気がする。あるいは、日本が相手を信頼し、戦争にはならないことを見越して、派手に暴れながらも、加減をしていたということだろうか。中国のその後の状況は、発展のなかにも、不都合な事態がでてきていることも言われている。個人レベルではない、国家レベルでの機能不全が出てきている。憲法9条のおかげで、馬鹿げた戦争にならずに済んだ。もし、武力衝突になっていたら、今の困難の比ではない。

そして、アメリカの状況。明日17日が期限といわれるのに、ニュースで打開の話が出てこない。静かに、困難の道に入り込んでいくのであろうか。困難な道を回避できるのであれば、もっと以前にできたはずであるが、ここまできて、できないということは、力学的に不可能な事態に入ったのかもしれない。