頼まれると断れない、という人がいる。頼まれる事情にもよるけれども、前向きにその頼まれごとを受けて、何かすることが、相互の役にたち、社会的にも問題がないのであれば、それなりに、努力することは、意味があるように思う。
何もしないでいるとしたら、それだけのことだし、何かしら目標を立てて、行動することで、メリハリのついた日常生活になり、成果も明確だから、いいかもしれない。
依頼のタネは、現役生活をしていれば、必ず生ずる。人はそうやって生きているからだ。依頼を受けることがなく、依頼するのみの側に立ってしまうと、生活感も変化するかもしれない。
ただ、依頼できることは、単に受身ではない。適切な依頼は、受けた側に、健全なやる気を生じさせ、活性化のエネルギーとなる。もちろん、頼む側は、正当な報酬は与えなければならない。
依頼するばかりで、しかも、何の報酬も与えないようでは、いけない。往々にして、そういう人がいる。何か勘違いをしているのだろう。その依頼事項が済んでしまえば、知らぬ顔の半兵衛である。少なくとも、感謝の姿勢がなければならない。