日本の総力をあげて、対処しなければならない大事故である。現実行動は、事故に対処して、総力をあげてやっているのだろうか。
安倍政権が、必死になって、この問題に対処しているようにはみえない。憲法解釈であったり、秘密保護法案であったり、彼等の望む政治環境づくりに懸命で、方向がまるで違う。
国民の安全、生活についての関心は、ほとんどないのではないかとみえる。国民への働きかけがない。問題解決にむけての動きがにぶい。
共産党は、東電を破綻させて、「コスト優先・安全なおざり」を抜本的にただす、など、計4点の提言を発表した。要は、もてる人材・物的資源を集中して、事にあたろうということである。
汚染水処理をみても、なかなかの難事業であり、簡単ではない。だが、どこか緊迫感に欠ける。それは、マスコミの対応にある。特に、テレビは、ほとんど、この関係のニュースを流さない。事態の緊急性、深刻性が伝わってこない。
共産党の緊急提言は、事態の本質をついている。どのように、実行されていくのか注視したい。