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空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

東電は情報を隠すな

2013年09月20日 10時57分46秒 | 思考試行

東電に対する不満の大きいものは、情報を隠していることではないか。朝日新聞にコラムで連載されている「プロメテウスの罠」をみていると、原子炉に携わっていた技術者の元社員が、専門的な立場から、東電のデーター隠匿を指摘している。

安全性の問題や、今後の問題など、多大な影響があるから、データーの公開には思惑が働いているのは、間違いないだろうが、真実の解明のために、大事なことである。

データーを公開して、真実を追究しなければ、収束も不可能だろう。原子力エネルギーのもたらしたものは、人類にとって、大きなものだった。通常では、到達し得ない分野の技術が、さらに密室化しているようでは問題が起こったときには、対処のしようがない。

原子力村といわれ、安全性に危惧を持つ人などが、排除され、閉鎖的な集団を構成してきた事実がある。背景には、利権が動き、様々な工作が行われ、今もなお、それは続いているのだろう。

記事によると、原子力に見切りをつけて、田舎へ移住していた元技術者が、発表されるデーダーに不信感をもち、問題意識から、立ち上がっている。専門家であるからこそ、黙ってはおられなかったのだろう。

朝日のこの連載は、非常に重要な意味を持っている。こういう仕事をしてくれるのなら、朝日も大したものだと思う。