スマップが人気、嵐が人気、というが、昔の石原裕次郎は、もっと、すごかった。そして、中村錦之助もよかった。いったい、どこが違うのだろう。
雰囲気がいい。表情もいい。存在感がある。何本彼らの映画をみただろうか。無茶苦茶感動するというのではないが、不満に思ったことはない。うまく作っていたんだろうなあ。
表情やら、物腰を何となく意識して、まねをして、日常を過ごしていたような気がする。
今、あれほどのスターがいない。やはり、彼らは、何年に一度というスターなのだ。
映画に登場するような人は、よく見れば、みんな男前だし、女性は美人である。
俳優になるときから、始めから悪役だなんて思っていないのかもしれない。みんな二枚目のつもりで、俳優になったのだろう。
それが、意に反して、悪役をやらされ、強面を作っている。ご本人は、本当は、主役をやりたいに違いないのかもしれない。
みんな思い通りにはならないんだろうなあ。思いのままに、生きていけてる人というのは、それほど多くはないと思うけれども、矛盾をかかえて、それらを、改善していけるように、力をだせるようだと、生きがいがあるというものだ。