空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

「赤ひげ」をみて

2013年01月19日 10時29分46秒 | 思考試行

もう二度ぐらいはみていると思うが、昨日偶然、また「赤ひげ」を見てしまった。丁度始まるところだったから、そのまま見てしまったのである。筋は、すっかりわかっているのだが、そのために、細部への観察ができるし、話のつながりの理解が浅かったことなども解って、例によって、映画は何度みても意味があると思い知らされる。

途中5分間のインターバルがあり、中身はこいし、時間も長い。予定していた仕事もすべて後回しにしてしまった。それでも、その意味はあったと思う。生きる意味、仕事の根本、そして娯楽性と倫理、庶民と為政者、画面の構成、演技、演出、見所満載である。そして、「貧乏と無知」に対処するべき、お上の仕打ちについてのまっとうな怒りのわかりやすさ。この怒りの存在こそが、人類の普遍的な課題であって、今の時代にあっても、この課題こそがもっとも基本である。

ここへ向けて、全人類がベクトルを揃えて、努力するならば、簡単にクリアできそうな課題であるにもかかわらず、それができない。人類よ、しっかりせんかい!と言いたい。

何度も、涙ボロボロ状態で、こんな風になったのは、「赤ひげ」では、初めてであった。家内が、出かけていたので、そのせいもあった。いくら夫婦でも、いるときと、いないときでは、自分への対応さえも明らかに違う。正直になっているのかもしれないが、裏表のある人間なんだ小生も。