結局のところは、実行に移せるのは、身の回りからであって、いきなり世界を相手にというわけにはいかないのだが、認識だけの問題であれば、世界を相手にできる。そして、その認識をいかして、身の回りのことであっても、「世界を相手にしながら」の行動でありたいものである。
日々の行動も、そういう認識のもとにとられているのなら、大きく間違うことはないだろう。個々の人間のとる行動について、刹那主義や、快楽主義に陥るならば、のめりこめば、必ず破滅への道をたどるに違いない。
視野を広げ、積極的な、「正しい行動」をしていきたいものだが、それには、勉強もいる。疑問に思ったことは、思索もし、見識を身につけていきたいものである。その努力は、そのこと自体が楽しいことでもある。
具体的にやるべきことを、こなしながら、見識をひろめつつ、仕事をしていく。そのことのなかで、問題点を認識し、改善すべきは改善していく。人生は、長いようで短く、また、短いようで長い。簡単に結論をだして、突き進むだけではなく、味わいながら、正しい方向を探りながら、しっかりと生きていこう。