あまり突き詰めて考えるといけないようだ。答えのないものを、求めてもそれはせん無いことだ。あるいは答えらしきものができたとしても、それでいいのかどうかは、誰にもわからない。
そんなことを言いながら、実はなんにも考えずに、うかうかと過ごすのは、いけないようで、どこで自分としての腹がまえをつくっておくのかは、必須のことかもしれない。それがなければ、せっかく生をうけたのに、十分生きたとはいえないのではないか。
当面のやりくりや、権力争いにうつつをぬかして、目先のことばかりを追い掛け回しているようでは、底が浅くて、そのまま老いていくのみとするなら、そんな人生は、つまらなさすぎる。
自民党は、政権を奪取して、その醜さぶりを発揮し始めた。彼らが野党時代にどれほど意地悪く邪魔をしまくったものか。そして、そこには、人の道を外れた醜い権力欲の丸出しの姿であった。
そしていま、結局は利権あさりと、それぞれの立場による縄張り争いが始まろうとしている。国民のことは眼中にはない。うそばっかりの政権運営がどう進行していくのだろうか。
若者たちは、彼らの欲望の手先にされないように、ごまかされないように、しっかりと腹を決めて人生に立ち向かってほしい。自分たちの人生は、自分で決めていくのだ。暮らしの術を自分で発見していく。誘惑の道が待っているが、これにごまかされずに、本道を歩いてほしい。