アルジェリアでの悲劇をみても、武力でのたたかいが続く限りは、人間世界の究極の姿ではないのは明らかである。では、どうすればいいのか。
たたかいのない世界というのは、相互に助け合うということである。国益やら何やら持ち出して角付き合わせていれば、いつかは戦争に訴えるほかなくなる。
そこからどうして、助け合いの世界に移れるのかが課題である。それは、困難なことかもしれないが、観念的には、簡単なことであって、難しいことではない。
まともに取り上げて、その要因を明らかにすることである。誰が邪魔をしているか、犯人探しをしなければならない。日本のように、憲法9条をもっていて、戦争できない国であるにもかかわらず、なんとか戦争できる国にしたがる者がいる。
なんと国会議員の約9割が憲法9条を変えたがっている。国民は5割だという。こういう数字は、事情が少し変われば、すぐ変わる。戦争しない国からする国への転換は、あっという間である。
馬鹿な事態を招かないために、どうすればいいのか、国民一人ひとりがしっかりしなければならない。
助け合いの精神こそ、庶民の知恵である。これを世界に広げる。政界に反映させる。今のような議員を選んでいるようでは、とてもそうはならない。