人生のすべては、人と人との関係であるといって過言ではない。それが、人生の大半を決める。これに絶望すれば、ほとんど生きる意味さえ見い出せない。人は、人との関係を無視しては生きてはいけないのである。
にもかかわらず、それは、真剣に検討、研究されてきたのだろうか。それは、個別にはされてきているだろうが、組織的に、あるいは、体系的には、すべての人のものになっているとは到底思えない。矛盾は放置されたままである。
常識的といえるほどに、諸問題を解決するノウハウが獲得されているとも思えない。、その解決手段は、今後、完成の域に達することがあるのだろうか。争いのたえない地球上において、研究がすすみ、個々の争いや、集団としての問題解決がなされる日が来るのであろうか。
つまらない争いや、諍い、恨み、怒り、悲しみ、これらが克服されるときが来るであろうか。それらが、解決できたときには、人間はどうなるのだろうか。その時は、案外近いのではないかとも思う。これしきのことが、解決できないはずがないと思いたい。
しかしながら、アルジェリアの問題、中国、北朝鮮、等々深刻な問題が顕在化しているなかで、どうすればいいのか、の答を、人類が出し切れていないのは否めない。なんとかしたいものだ。