ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『東京フレンズ The Movie』

2006-08-13 21:34:10 | 映画
----これって大塚愛主演のDVDドラマの続編ニャんだって?
それ観ていなくても大丈夫?
「問題ないと思うよ。
あまりにも、だれもが想像する通りの青春ストーリーだからね」

----チラシとか見ると4人写っているようだけど?
「じゃあストーリーを簡単に。
高知の小さな町から出てきた女の子・玲(大塚愛)が
バイト先の居酒屋で3人の女の子(松本莉緒、真木よう子、小林麻央)たちと知り合う。
彼女らはみなそれぞれに夢を追いかけていた。
で、その夢と言うのが……
音楽に、芝居に、絵画に玉の輿…。
これに写真でも加われば天下無敵だね」

----またまた、皮肉っぽいニャあ。
「だって、あまりにも当たり前すぎる。
いつの時代でも若者はそういうものとも言えるのかも知れないけど、
この映画はそこで止まっている。
よくいえば青春の普遍的な姿と言うことになるのかなあ

----でも、えいだってそんな時代があったはずだし、
それって年寄りの戯言にしか聞こえないよ。
「う~~ん。そうなのかなあ。
いまの若い人たちって、
こんなところではとどまっていないと思うんだけど…」

----いや、いつの時代も変わらないんだよ。
若者が夢見ることって……。きっと。
「そうかなあ。
また、それかよって思ったんだけどね。。
さて、話を映画に戻して。
ヒロインの玲は、
バンド『サバイバル・カンパニー』として成功の道を歩むんだけど、
自分をこの道に引き入れ、
音楽の魅力を教えてくれた男・隆司(瑛太)の挫折、
そして失踪が気になって仕方がない。
そんな中、彼をニューヨークで見かけたと言う噂を聞き、
彼女は自分の心に決着をつけるために海を渡る・・・
と、まあ、こんな話だね」

----それは想像ついちゃうね。
向こうでふたりが会わないはずはないわけだから。
玲は、ニューヨークで、愛か音楽かの選択に揺れるわけだ…。
「う~ん。そこはさすがに
ヒロインに一本筋は通させていたね。
ライブ直前にニューヨークに渡り、
なかなか戻ろうとしない彼女に、
おいおい結局は男かよ……と思ったけど、
そういうわけでもなかった。
でも、大塚愛の演技はちょっとね。
自分の喋る順番を待って喋っているのがありあり。
目線もどこか泳いでいたし。
ただ、その彼女がライブになると
まるで人が変わったよう。
一番感動したのは最初の歌だったね。
そうそう、そのバックバンドに平岡祐太。
『NANAーナナー』では演奏できなかったうっぷんを晴らすかのように、
生き生きとしたステージングを見せてくれる。
もちろん演奏が彼自身かどうかは分からないけどね」

----最後までシニカルだニャあ。

     (byえいwithフォーン)

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※この違い、お国柄だけじゃないはず。

※80年代トレンディ・ドラマを思い出した度
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