ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『サージェント・ペッパー ぼくの友だち』

2006-03-12 23:58:21 | 新作映画
----子供と動物、ダブルだね(笑)?
「そうなんだよね。
でも観る前まではどんな映画か皆目検討つかなかった。
だって子供がトラの着ぐるみ着てるんだもの」

----で、結局どんな映画だったの?
第一、サージェント・ペッパーって何よ?
まるでビートルズのアルバムじゃない。
「サージェント・ペッパーと言うのは犬の名前。
サージェント・ペッパーは、ある伯爵の飼い犬だったんだけど、
莫大な遺産を相続してしまったことから、
その遺産を狙う姉弟に命を狙われてしまう。
そのサージェント・ペッパーが転がり込んだのが
トラの着ぐるみを家でも学校でも着ている
6歳の子フェリックスの家。
誕生会に呼ぶ友だちもいない彼だけど、
なぜかサージェント・ペッパーの声が聞き分けられる」

----ん?と言うことは、この犬は喋るんだ。
「そう。
だからと言って、今はやりのCGとかで口の動きを出しているわけじゃない。
考えていることがフェリックスにだけは分かると言う方法。
アナログだけど、これがこの映画のテイストには合っていたと思う。
本当に犬が考えているような顔に見えてくるんだ」

----ニャるほど。
でも、お話の方は読めちゃうな。
この少年がサージェント・ペッパーを助けるんだね。
つまりハラハラドキドキの冒険物語。
「うん。
それはそうなんだけど、
この少年が普段から変わり者と見られているため、
みんなから信用されない。
その孤立感を『トラの着ぐるみ』という
視覚的なオモシロさで見せたのが成功していると思う。
原色の黄色いトラ(着ぐるみ)が犬と一緒に
公園を走り抜けるのは、
それだけで心うきうきしてくる」

----それはいいや。
「しかも彼のお父さんが発明家で自分たちが住む借家を改造。
朝起きたら、シャワー、着替え、そして朝食と、
すべてオートメーション。
ここも子供の頃夢見たレトロなSFの再現という感じで
なかなか楽しかったな。
そう言えば、フェリックスはカウンセラーの元に通っているんだけど、
いつしか先生と一緒に寝てしまう。
なんとものどかな映画だったね」

----うん。たまにはこういうのもいいよね。。
          (byえいwithフォーン)

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