ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『南極物語』

2006-03-04 13:06:24 | 新作映画
----この映画って日本にもなかった?
「うん。高倉健も主演して大ヒットした
83年の映画のリメイク。
なんと20年以上も経って
ディズニーがリメイクしたってわけ」

----ふうん。確か取り残された犬たちが
寒い中、生き延びたお話だよね?
「そう。
なぜそんな事態になったかは
映画を観てもらうことにして、
ここでは犬たちのサバイバルと同時に、
犬を現地に残してしまうことになった
南極ガイドのジェリー(ポール・ウォーカー)の自責が描かれていく」

----ポール・ウォーカー、
この前、あたたかい南の海と思ったら、
こんどはもっと南の氷の世界だ(笑)。
「でも今回は南極ロケでなく
カナダのバンクーバーにオープンセットを建設。
……なんてこと、知ってしまうと逆に興ざめかな。
映画を観ている限りでは、
よくこんなところで撮影を…とか、
犬たちもよく寒いのをガマンしたな…とか思ってしまう。
でもそれでもマイナス10度からマイナス30度にもなったというから
やはり大変な撮影だったことは間違いないけどね。
でも基本的に悲壮感がない。
音楽からして、
いかにもディズニーのアドベンチャーものって感じ。
これはこれでぼくは好きだけどね」

----ということは泣けない?
「いやいや、
分かっていても目頭が熱くなる。
もちろん犬を思うジェリーの気持ちもそうだけど、
犬たちが心を通い合わせ、生き抜いていく姿や、
わんぱくだった犬の成長など、
犬たちのドラマがすばらしいからだろうね」

----犬、犬、犬ってあまり言わないでよ(笑)。
そんなに演技しているの?
「うん。
これはよく観ていないと気づかないことだけど、
画面の隅にちょっと映っているだけでも、
ちゃんと演技しているんだ。
特に感心したのがマヤと言うリーダー格の犬。
みんながシャチの死骸を食べている時、
マヤはヒョウアザラシに襲われ足を噛まれてしまう。
それに対して他の犬たちが立ち向かい追い払う。
画面の右下で倒れているマヤは
みんなの方をちらっと振り向き
『もう行った?』って心配そうに顔を持ち上げる。
で、安心してまた顔を元に戻す。
いやあ、感心したな。
これはフォーンにはできない。
というか、あんな寒いところ行けないよね」

----それは、えいも同じでしょ(笑)。
          (byえいwithフォーン)

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