ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『感染』(byえいwithフォーン)

2004-09-09 23:57:03 | 新作映画
----『感染』ってホラーだっけ?
「そう、日本のホラーって海外的に評価されていて、
今回の企画は6人の監督がそれぞれ1本ずつのホラーを作って
海外でも公開されるという、画期的なものなんだ。
で、その最初を飾るのがこの作品。
一言で言えば、病院内に未知のウイルスがはびこるというもの。
いわゆる院内感染だね。
ところがオモシロイのは、
この病院が経営難で、医療機器は底をついているし、
みんなくたくたにくたびれている。
そのため医療事故で死者を出してしまう。
で、かんかんがくがくの上、
事故を隠ぺいすることに。
そこに未知のウィルスを持った患者が運び込まれてくるんだね。
これに冒された人は一様に緑色の液体を吐く。
最初は宇宙から来たウイルス状のエイリアンかと思ったよ」。

----なんだか『X-ファイル』みたいだね。
「そうなんだ、外国受けするかもね。
そこにちゃんとジャパニーズ・ホラー的な
ゴースト描写も入れてあるし。
けっこう怖く、オチもしっかりしている」。

----そうか俳優はどうだったのかにゃ?
「佐藤浩市が主演と言うこともあって、
映画に風格が出ている。
あとは佐野史郎だね。
冬彦さんを思わせる怪演だったよ。
『完全なる飼育/赤い殺意』に続いて本領発揮だね」。

----冬彦ってヘんな名前(笑)。