いつも記事を寄せている出版社主催で
「中高年 初めての山歩き講座」
という催しがあったので参加してきました。
登山歴ン十年のdoironにとっては
初めての・・・ではありませんが
まあ、これからはガシガシ登るようなことはせず
中高年にふさわしい山登りを楽しむべく
仕事半分で参加してきました。
講師は、山歩き旅ばかりを企画している
メンバー6人の小さな旅行社の代表の方でした。
昨秋、出版社主催でこの旅行社の方と
丹後の山に出かけたことがあります。
メンバーは月のうち20日くらいは山に入っているそうです。
で、「たまの休みは何をしているんですか」と尋ねたら
「休みの日には山に登っている」とおっしゃってました。
それくらい山が好きな人の集まりなんですね。
参加者は20数人と
少しさびしい感じでした。
申し込みはもう少し寂しかったのですが
当日参加でこられた人も数人おられて
それは全然ウエルカムでした。
参加された人にはお土産がつきます。
主催の出版社の了解を得て
こんなしおりを配らせていただきました。
開催に先立ち、doironが挨拶をしました。
「このようにいいお天気の日に
インドアで講習会に参加しているより
アウトドアで動き回りたい皆さんばかりでしょうが
この講座を受けると10回以上山に登ったのと
同じ効果がある。そんなお話を聞かせていただけると
思いますので最後までよろしくお願いします」
みたいな感じでした。
講座は2時間ありました。
先ず最初は基本的な山の楽しみ方から入りました。
山の楽しみ方は
山頂に行くのが目的ではなく
その行程に楽しみがあるのだと
モニターで実例の写真を紹介しながら
熱く語ってくれました。
確かにそれは共感するところです。
いつも仲間とワイワイ歩き
自然を愛でて歩くことを楽しんでますし
街道歩きも熊野や高野山に何かがあるから
行くのではなくて、
途中の過程を思いっきり楽しんでますからね。
さらに講義は
ハイキングと登山の違い。
木の階段道の歩き方。
「ミニマムインパクト」という自然に
出来るだけ負担をかけない考え方。
中高年にふさわしい行程のとりかた。
山歩きに大切な保険の種類。
等々の話から
登山靴とアウトドアシューズの違い。
リュックのリッター表示のこと。
雨具などのウエアのこと。
など知りたかったことや
持ち物編では
実際のモノを見せながら
替え下着の重要性
トイレットペーパーの有用性
持参すべき水の量
便利なジプロックの使い方
から雨具のたたみ方
荷物を収納する際の
パッキングの方法に至るまで
大変役に立つ内容だったと思います。
プロならではの細部のこだわりは
登山歴の長いdoironでも
「あ、今度はこうしてみよう」と
思うような目からうろこの情報もありました。
そしてdoironが最も「ふ~ん」と感心したのが
アンダーウエアの進化の話でした。
あるメーカーの肌着が
水分の発散性が抜群で
いくら汗をかいても水分を速やかに
外に発散させるので
外を触るといつも濡れた状態になっている
にもかかわらず内側はさらさらなんだそうです。
講師の方はこういってました。
蒸れない濡れないのゴアテックスの発明
LEDヘッドランプの発明
そしてこのアンダーウエアの発明が
山のプロの人間としては
三大発明、いまや三種の神器となっているとのこと。
さっそくそのアンダーウェアを
購入しようと思いました。
山のみでなくチャリンコやフニャランにも
役に立ちそうです。
最後に参加者からの質問に答えて
水分の摂り方、水分の種類
思わぬ雪山の対処方法
荷物の重さの目安などについて
話をされた後
doironのシメで講座は無事終了。
たしかに最初の挨拶通り
10回の山では取得できないほどの
ノウハウを伝授いただきました。
しおり作成、受付、挨拶、写真撮影、片付け
そして今回の講座の結果についての
原稿作成もしないといけませんが
こんなお仕事なら大歓迎ですわ